まさにUFOのように垂直離着陸しホバリングが可能な無人航空機

世界各国の軍で使われている無人航空機、いわゆるUAVは胴体に翼という典型的な「飛行機」の形状をしたものが多いのですが、現在開発が進められているこのUAVはまさにUFOのように垂直に離陸したり、空中をホバリングしています。

詳細は以下。
New class of UAVs look more like UFOs

航空機型のUAVは運用に滑走路やカタパルトが必要で、歩兵部隊が前線で利用するには手間がかかりすぎるという欠点があります。また、障害物の多い森林や室内といった場所ではその運用はほぼ不可能。

このAESIRが開発したUAVは垂直離着陸が可能で、ヘリコプター型のUAVと比べて障害物に強く、重量も約10kgと200発の弾を装填した軽機関銃並となっているため、歩兵が分解して運搬することも十分可能なスペックになっています。

YouTube - Aesir Coanda-effect VTOL UAV

コアンダ効果を利用して揚力を発生させ、外部の羽でプロペラのトルクを打ち消す仕組み。

このように障害物に当たっても飛行し続けることが可能。

屋内や狭い場所の監視・偵察用途に開発されたVIDARシリーズ。リチウムポリマーバッテリーで15分間の動作が可能。重さは400gで100gのペイロードを搭載可能。

ODINはJP-8ジェット燃料で作動するロータリーエンジンで駆動。重さ10kgで10kgのペイロ－ドを1時間滞空させることができます。無線で操作され、偵察や通信中継、ロイタリング攻撃などに用いることが想定されています。

HODERは重量1.5トン、約1トンのペイロードを8時間空中に浮かべておくことが可能です。現在はまだ開発中ですが前線の兵士に補給を行ったり、長期間の監視といった用途が想定されています。