1度はアニメ制作が中止された「となりの801ちゃん」が山本寛監督の手で改めてアニメ化決定
小島アジコのマンガ「となりの801ちゃん」は、ネット上で知り合った恋人が実はボーイズラブ作品大好きな「腐女子」だったという主人公・チベ君の視点で描かれたマンガで、2007年に実写ドラマ(DVD)が、2008年にはドラマCDが制作されています。2008年夏に京都アニメーション制作でのアニメ化決定が発表されたのですが2週間足らずで制作中止のアナウンスがあり、801ちゃんがアニメ化されるという夢をチベくんが見るというネタを作者が描いています。
しかし、このたび改めてコミック付属DVDという形でアニメ化されることが決定しました。内容は「となりの801ちゃんR」という約90秒のオープニングアニメーションになるそうで、監督は「かんなぎ」の山本寛(通称:ヤマカン)が担当します。
詳細は以下から。
「となりの801ちゃん」はシリーズ累計45万部を売り上げており、9月10日(木)にコミック最新巻(第4巻)が発売となりますが、これにDVDが同梱され「となりの801ちゃんR」というオープニングアニメーションが収録されるそうです。
監督は「かんなぎ」のほか、「涼宮ハルヒの憂鬱」エンディングや「らき☆すた」オープニングのダンスを手がけた山本寛。サウンドプロデューサーはFENCE OF DEFENSEの西村麻聡、主題歌の作・編曲は「らき☆すた」「ケロロ軍曹」も手がけたA-beeで、アニメーション制作は「おおきく振りかぶって」「かんなぎ」のA-1 Picturesが担当します。
主題歌については「ニコニコアニメチャンネル」で公開ヴォーカルオーディションを開催するそうで、6月19日(金)からサイトにて募集開始、審査員選考と視聴者投票を経て7月16日(木)に最終結果が発表され、優勝者はCDデビュー予定となっています。
山本寛監督は「らき☆すた」監督を第4話で降板したあと京都アニメーションを退社し、アニメーション制作会社Ordetを設立しましたが、京都アニメーション制作の予定が流れた本作を担当するというのは一種の仇討ちのようなものかもしれません。90秒のオープニングアニメーションということなので、いったい今度はどんなダンスを見せてくれるのか楽しみです。
◆スタッフ
原作:小島アジコ(「となりの801ちゃん」宙出版刊)
キャラクター原案:御薗橋801商店街振興組合(キャラクター原案作成者/はるな)
監督:山本寛
キャラクターデザイン:門脇聡
色彩設計:中島和子
撮影監督:廣岡岳
音楽制作:Slowcurve
サウンドプロデュース:西村麻聡
主題歌タイトル:未定/歌:??? (作曲・編曲:A-bee、作詞:辛矢凡)
企画・プロデュース:宙出版第1企画編集部/Try-o
プロダクション協力:Ordet
制作:A-1 Pictures
© 京都御薗橋アニメーション
・関連記事
「かんなぎ」休載について「ComicREX」編集長がその真相をネット上で発表 - GIGAZINE
アニメ好評放送中でナギの”非処女騒動”があった「かんなぎ」、作者の体調不良のため当面休載へ - GIGAZINE
原作者によるイラスト入りコースターがもらえる、「かんなぎ」原画展開催中のufotable cafe訪問レポート - GIGAZINE
最低限これだけ押さえておけばヘッドラインもスラスラ読める、日本の頻出現代ネット用語20選+α - GIGAZINE
・関連コンテンツ