ドラクエ9のイメージ映像を制作した神風動画のオリジナルアニメ「アマナツ」の場面カットやPVを公開
「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」のオープニング・エンディング・劇中挿入ムービーや「ブレス・オブ・ファイアⅤ ドラゴンクォーター」のオープニング・エンディング映像、東京ゲームショウ2007で公開された「ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人」イメージ映像のアニメーション制作を担当したのが「神風動画」という会社です。
ゲームのムービー以外にも乙一の短編をアニメ化した「陽だまりの詩」やウェブサイト内ムービーの「AXEBUSTERS」などを制作してきており、映像表現力には定評があるのですが、このたびオリジナル作品がiTunes storeで販売されることになったそうです。販売されるのはいずれも東京国際アニメフェア2009の神風動画ブースで流されていた「アマナツ」と「The Last Piece」。
今回はそのうち「アマナツ」の場面カットとムービーをご紹介します。詳細は以下から。
神風動画
http://www.kamikazedouga.co.jp/
「アマナツ」は<日々死を想う少女>アマネと<永久に動き続けるロボット>アマナツを中心に描かれる物語で、少女とロボットというアニメの常套句を使い神風動画ならではの作品を作ったらどうなるのかという挑戦の末に生まれた作品だそうです。
クラスメイトたちによるイジメ、
自らの意思とは関係なく進んでいく両親の離婚問題…。
存在を否定・無視され続け自分自身の輪郭がぼやけてしまった少女は
自らの死に場所<世界の終わり>を目指して家を出る。
そんな少女の存在を唯一肯定してくれたのは、
幼い頃からいつも隣にいた物言わぬ機械<ロボット>だった。
東京国際アニメフェア2009では16分にわたるパイロット版が上映されていました。以下はその場面カット。作品の世界観設定や登場人物はアニメのステレオタイプにしつつ、その中に従来とは違った表現や演出手法を持ち込み、新しいアニメーションの可能性を模索・提案するというのが「アマナツ」制作の映像コンセプトになっているそうです。
現在、iTunes storeでこの「アマナツ×リバーズエッジ」ミュージックビデオの完全版が配信されています。購入は以下のリンク先からで値段は300円。購入前に28秒のプレビューを見ることもできます。視聴にはiTunesが必要です。
iTunes アマナツ×リバーズエッジ
またもう1つのオリジナル作品である「The Last Piece」はSiMの「TxHxC」とコラボレーションしています。こちらは水野貴信監督の作品で、スピード感あふれる映像が展開されています。
iTunes TxHxC × The Last Piece 木島恭介編
アマナツの全編についてはまだどういった形で見られるようになるかは未定だそうですが、東京国際アニメフェアに行った人しか見られないというのは残念なので、何らかの形で見られるようになって欲しいところです。
・2015/3/29追記
2015年になって、全編がYouTubeで見られるようになりました。
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