大阪府警がわいせつチャット跡地に「犯罪を助長することになりますので、利用しないでください」という警告文を表示
大阪府警の本部生活安全総務課、本部生活安全特別捜査隊、淀川・都島・西警察署が公然わいせつの容疑で「ライブチャットVIVI」のサイト運営者と実際に出演してわいせつ行為をしていた女性など6人を逮捕して送検、さらに別の女性7人も同容疑で書類送検、このうち4人が既に罰金を支払ったとのこと。
で、この「ライブチャットVIVI」のドメインにアクセスすると、大阪府警による警告文が張り出されており、ネット上では「ホンモノなのか?」ということで大騒ぎに。結論から言うと、この警告文は本物で、大阪府警が作ったものです。
詳細は以下から。
これが現在の「ライブチャットVIVI」です。
※警告※
http://vivichat.net/
これが本物であるという証拠は、大阪府警のサイトに行けばわかります。4月10日13時頃に更新されたものです。
検挙速報[大阪府警察]
公然わいせつ事件被疑者の検挙・解決[本部生活安全総務課、本部生活安全特別捜査隊、淀川・都島・西警察署]
本年2月10日(火曜日)、インターネットを介してわいせつ行為を有料で閲覧させていたライブチャットサイトを摘発し、4月9日(木曜日)までにサイト運営責任者ら17人を公然わいせつ事件被疑者として大阪地方検察庁に送致し、同サイトに警告文を表示しました。
被疑者らは、インターネットのライブチャットにおいて、チャットレディと称する主婦等にわいせつな行為を自宅で行わせ、その画像を不特定多数の男性会員に有料で閲覧させたものです。
報道の内容と随分人数に差があるのが気になりますが、「同サイトに警告文を表示しました」と明記してあります。
Googleのキャッシュを見る限りでは、4月1日には以下のような文章が表示されていたようです。
この度は弊社の運営する「ライブチャットVIVI」におきまして、
ご利用いただけない状態が続き、大変なご迷惑をお掛けしている旨、お詫び申し上げます。
一旦、サイト運営を停止させていただくこととさせて頂きました。
これまでの間、甚大なるご愛顧を頂いておりましたが
突然の運営停止に至りましたことお詫び申し上げます。
なお、実際の家宅捜査やサーバの差し押さえなどは2月10日頃に行われたようで、その頃から「ライブチャットVIVI」にはアクセスできなくなっていたようです。以下のエントリーでその様子がわかります。
裏チャット.com ライブチャットVIVIサイトメンテの状況について
2月10日23時頃より発生していましたライブチャットVIVIのサーバーダウンによるサイトへのアクセスが出来ない件について!!
ライブチャットVIVI会員の方や、VIVIでお仕事されてる方は大変不安な夜だと思います。
普通ならサイト側から申告がありメンテナンスに入るのですが・・・
何にもサイト側からの連絡もない状態なので、少しでも不安解消と少しでも現在の現状把握と思い裏チャット.comもVIVI事務局にてお問い合わせいたしましたのでご報告させて頂きます。
しかし実際にはサーバのメンテナンスではなく、警察による捜査が行われ、逮捕されていた、ということらしいです。
それにしても、サイトの跡地に警察は何の権限があってこういう表示が可能なのか、イマイチ釈然としないところなので、ちょっと調査してみる次第です。
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