メモ

進化し続ける救急車のコンセプトモデル


救急車の歴史は古く、19世紀頃は馬車や人力車がその役割を果たしていたそうです。それ以来交通事情の変化や、現場で救急救命処置を行う救急救命士の導入など、医療技術の変化などに対応するため目に見える部分、見えない部分とも日々進化を続けているわけですが、それでは将来はどのような姿になっていくのか?世界中で現在コンセプトデザインとして考えられている様々な救急車を見てみましょう。

詳細は以下。
Pictured: The futuristic ambulance that's equipped with Bond-style ejector seats | Mail Online

David Seesing氏の「LADYBIRD」テントを装備し暴風雨などの極限状況下でも患者や装備を守ることができる。不整地も走破可能なまさに緊急車両


Niki Merriman氏の「MOBILE TREATMENT UNIT」 医療施設が少ない僻地向けコンセプト。前後を繋ぐ連結部分を中心に屈曲することで僻地にありがちな狭い場所も通りやすい。車両全体が延ばすことでスペースをひろげることができるそう。


Augustin Barbot氏の「THE AUTOCARE」。どういう役に立つのかいまいちよく分からないのですが、運転席が救急救命士を乗せて戦闘機のコックピットシートのように射出される、らしい。そのシートはそのまま医療器具の入ったバックパックになるそうです。


Miika Heikkinen氏の「THE MORPHING INTERIOR」シリコン製の内装で、様々な緊急事態によって形状を変えることができるそうです。超薄型モニタが壁に埋め込まれており、内部の居住環境の向上に貢献


Rui Gio氏による「THE SHELL」。後部のカーゴを活用することで医療処置用スペースを増大、かつ長時間現場で活動できるように考えられたモデル。緊急搬送用というよりも災害地派遣用のイメージでしょうか。


しかしながら、救急車自体の性能がいくら向上してもそれを運用・利用している人次第では実力を発揮できないのも事実。日本では年々、救急車の現場到着時間が遅くなってきていますが、私たち利用する側が気をつけることで貴重な救急車の有効利用が行われるように気をつけたいものです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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