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歯医者に行けず自力で13本の歯を引き抜いた男性


歯医者に行けなかったため、ペンチで自分の歯を抜いてしまった元兵士の男性がイギリスにいるとのこと。激痛があったとはいえ、麻酔なしで神経の張り巡らされた歯を何本も抜くのは並の精神状態ではできなさそうですが、一体何があったのでしょうか。

詳細は以下から。
Man pulls out 13 of his own teeth with pliers 'because he couldn't find an NHS dentist' | Mail Online

イギリスではNHSと呼ばれる無料で治療を受けられる国営サービスの病院と、割高な治療費が必要となるプライベート医療機関があるのですが、イラク戦争の退役軍人である42歳のIan Boyntonさんはプライベート医療機関に行ける余裕がなかったため、NHSの病院を探していました。しかし、NHSの病院は治療待ちの人が膨大にいるため、Ianさんは8年間にわたって30以上の歯医者を訪ねても治療を受けられるところはなかったそうです。2003年に軍医に歯を診てもらえたIanさんですが、背中の傷の悪化で軍を抜けることになり、また歯医者を探すことになりました。


2006年に前歯が痛み出して最終的に痛みに我慢できなくなったIanさんはペンチを使って自分の歯を引き抜いたそうです。「みんなが思うほどの痛みはなかった」と話すIanさんは、2年間で臼歯・門歯・犬歯など計13本の歯を自分で抜きました。

抜いた歯を持つIanさん。


そんなIanさんも今では診療を受け付けてくれる歯医者を発見したとのこと。「私は痛みがなくなった後も必死に歯医者を探していた。物が噛めなくなって、入れ歯が必要になったからだ」と説明するIanさんは「入れ歯は自分では作れなかった」と話しているそうです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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