液晶パネルの生産抑制が急停止、供給過多で再び値下がりか
世界的な景気の停滞による売れ行きの鈍化によって発生した液晶パネルの供給過多を解消するために行われた生産抑制を受けて、著しい値下がりが続いていた液晶ディスプレイが値上がりに転じる可能性があることを以前GIGAZINEでお伝えしましたが、再び値下がりに転じる可能性が出てきました。
背景には大手メーカーが大幅な生産抑制を一気に解除することが挙げられています。
詳細は以下の通り。
LCD panel oversupply may return as first-tier makers increase utilization rates in 1Q09
この記事によると、冷え込んでいた液晶パネルの注文が再び増加し始めているそうです。
これを受けて大手メーカーのLGディスプレイは、生産抑制により10%にまで抑えていた工場の操業率を2009年第1四半期中に一気に90%まで引き上げるとのこと。
現在液晶パネルの価格は下げ止まっていますが、大手メーカーが操業率を引き上げることで供給過多が発生して、再び価格が引き下げられるのではないかという懸念が台湾の液晶パネルメーカーの間で生まれている模様。
消費者にとってはうれしい話ですが、メーカーにとっては厳しい話ですねこれは…。
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