ソニーが世界初の「4倍速」液晶テレビを発売、世界最薄モデルも


ソニーが本日、世界で初めて「4倍速」表示に対応した液晶テレビを発表しました。現在ハイエンドモデルで主流となっている、液晶特有の残像感を解消する「倍速液晶」の2倍の表示性能を実現しており、これまで以上になめらかな映像を映し出せるとのこと。

また、厚さが1cmを下回る世界最薄・最軽量液晶テレビも発表されています。

詳細は以下の通り。
世界最薄9.9mm、世界初4倍速動画表示など〈ブラビア〉8機種新発売 | プレスリリース | ソニー

このリリースによると、ソニーは11月10日から世界で初めて4倍速動画表示が可能なフルHD液晶テレビ「W1シリーズ」を発売するそうです。46V型と40V型の2モデルがラインナップされており、価格はオープン価格。


「W1シリーズ」は1秒間に60コマまたは24コマで撮影された映像に対して、映像と映像の間に新たに映像を作り出すことで液晶テレビ特有の残像感を低減し、映画やスポーツの動きを毎秒120コマ表示でくっきりとなめらかに映し出す独自技術「モーションフロー120Hz」をさらに進化させた、毎秒240コマ表示が可能な世界初となる4倍速の動画補正技術「モーションフロー240Hz」が搭載されているとのこと。

これが「モーションフロー240Hz」のイメージ図。コマとコマの間に新たに生成したコマを挿入することで、なめらかな動きを実現するというもの。


また、11月10日には最薄部9.9mmでモニター部分の重さが12.2kgとなる、世界最薄・最軽量のフルHD液晶テレビ「ZX1シリーズ」もお目見えするとのこと。こちらは40V型モデルのみで、価格はオープン価格。

「ZX1シリーズ」は薄くて軽量なことに加えて、HD映像をワイヤレスで伝送できるワイヤレスメディアレシーバーが付属しており、本体に映像や音声ケーブルを接続する必要が無いことから、部屋の置き場所に困らないモデルとなっています。

これが「ZX1シリーズ」の40V型モデル。壁掛けも可能です。


今年の5月にSamsungが新たな駆動方式を採用した新技術「Blue Phase」を用いた次世代液晶パネルとして、4倍速表示が可能な液晶パネルを開発したことを発表していましたが、どうやら大型液晶テレビとして製品化にこぎ着けたのはソニーが先だったようです。

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in Posted by darkhorse_log

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