頭の中のアイデアや考えをマインドマップ発想で簡単に見てわかるように整理する「マインドマネージャー」
日々の仕事や生活の中で自分のやりたいこと、すべきことなどをかなりわかりやすく図示できるのがこの「MindManager」というソフト。いわゆるマインドマッピング(マインドマップ)と呼ばれるものを簡単に作成できるため、自分の考えを人に説明したりプレゼンテーションを行う際にはかなり使えます。一般的なタスク管理や計画、議事録、組織図、ブレインストーミングなど、いろいろなシーンでも応用が利くため、仕事の効率を大幅にアップすることも可能です。
また、フォーチュントップ100社中85社にも採用されており、開発元のMindjetの顧客一覧によると、BMW・IBM・Amazon.com・Nike・スターバックス・コカコーラ・オックスフォード大学・Cisco・HP・マイクロソフト・Oracle・モトローラ・ノキアなどなどといった各種有名企業や大学、教育機関、政府などに採用されているとのこと。企画書やプレゼン資料、会議議事録などに活用することで、社員1人あたりの残業時間が週5時間短くなるという統計も出ているそうです。
というわけで、実際にダウンロードしてインストールし、どれぐらい簡単に使えるものなのかを試してみました。
■具体的にはこんなのが作れます
こんな感じのタスクリストもサクサク作れます
組織図のような面倒な図もかなり簡単ですし、見た目もきれいにまとまります
■ダウンロード&インストール
まずは以下のサイトにアクセスしましょう。
マインドマップソフトはシェアNo.1のマインドマネージャー
http://www.mindmaplus.jp/
ページの一番下に移動し、メールアドレスを入力、「送信」をクリック
今回はWindows版を使うので「Win版 ダウンロード」をクリック
ダウンロードしたZIPファイルの中にあるこれをクリックして起動
「OK」をクリック
「次へ」をクリック
上の方にチェックを入れ、「次へ」をクリック
「次へ」をクリック
「次へ」をクリック
「インストール」をクリック
インストール中……しばらく待ちます
「完了」をクリックすればおしまいです
■基本操作はたったこれだけ
「Insert」「Enter」「Delete」、キーボードにあるこの3つが基本的に使うキーとなっており、あとは文字さえ入力していけばサクサクと作成できるようになっています。実際にやってみましょう。
最初に起動したら「続行」をクリックします。21日間は体験版としてフル機能が使用可能です。
チェックを外して「閉じる」をクリック
これが初期状態
真ん中にある「中心トピック」をクリックし、文字をDeleteキーで消します
テーマを決めて入力します
自動的に文字の長さに合わせてくれるのでらくちん
この状態でキーボードのInsertキーを押すと、こうやって枝が伸びて次の項目が出てきます
さらにInsertキーを押すとさらに枝が伸びていきます。つまり、どんどん細かい階層になっていくというわけ。
この状態でEnterキーを押せば、同じ階層でもう一つ追加されます。並列で次々と思いつくままに入力が可能というわけ。
自分の思考の流れのままに入力できるので、あっという間にまとまります
■使いこなすための応用操作あれこれ
さらにそれぞれの項目を右クリックすることでいろいろと変更が可能です。例えば、標準では角丸長方形ですが、これをいろいろな形にすることができます
同じく右クリックから「アイコンマーカー」を使うことで、各項目を見やすくすることができます
例えばこれは「仕事の達成率」を選んだ場合。進捗状況を示すマークが付きます。クリックすれば進捗状況を進めることもでき、最終的には完了したという意味のチェックマークになります。つまり、タスク管理なども簡単にできてしまうということです。
各項目に詳細な説明を付けたい場合には「ノート」を使います
このような感じで入力、終わったら右上の「閉じる」をクリック
するとこのようなメモアイコンがくっつきます
また、吹きだしを付けることもできます
こんな感じ
さらに複数のグループをこうやってマウスでドラッグしてまとめて選択
「境界線」を選ぶと……
こうやって見やすくグループ化できます。漫然と並んで増加していった各項目をこうやってまとめることで、今まで曖昧模糊としていた発想がきっちりと分類され、理解しやすくなるというわけです。
また、このようにして独立したそれぞれの項目をあとからつなげることができます
「リレーションシップ」を選択
ここが開始点なので、クリック
次に終了点をクリック、線がつながりました
線は自由自在に曲げたり伸ばしたりでき、各項目が移動しても勝手に付いてきます。これは便利。
■完成品を相手に見せるには?
完成したものを相手に見せる場合、「エクスポート」からPDFファイルにしたり、あるいは画像にすることによって、MindManagerを持っていない相手に対しても、メールに添付して送ることなどが可能になります。
画像ファイルの場合はBMP・GIF・JPEG・PNG・EMF・WMFの各形式で保存が可能なので、ホームページやブログ、あるいはWordやExcel、PowerPointでの利用も簡単です
画質や大きさも設定できるので、柔軟な利用が可能です。作っただけで終わらず、さらにその活用まで網羅しているというわけ。
というわけで、実際にいろいろと作ってみたわけですが、とにかく動作が軽い。もっさりとした感じがないのでストレスなく次々と思いつくままに追加でき、「とりあえず単語だけ並べてしまえ~」というような使い方でも、それなりの形になっていくのはかなり新鮮でした。紙にペンで縦横無尽にアイディアをメモするときの感覚をパソコン上でも再現できるというのがかなり近い感じがします。しかも紙のメモ帳と違って何度でもやり直しが可能で、あとからいくらでも項目を付け足したり、消したり、あらゆる編集が自由自在にできる点は特筆に値します。入力している間に考えがまとまっていく感じがするので、「社員1人あたりの残業時間が週5時間短くなる」というのも、言い過ぎではない気がします。
・関連リンク
マインドマップソフトはシェアNo.1のマインドマネージャー
http://www.mindmaplus.jp/
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