エアーズロックの石を持ち帰った多くの観光客が呪いにかかって石を返却
現在はウルルと呼ばれるオーストラリア大陸にある世界で二番目に大きい一枚岩エアーズロック。岩と言っても山のように巨大な岩で、地球のヘソとも呼ばれ、1987年には世界遺産に登録されています。
アボリジニの聖地でもあるエアーズロックですが、観光客の中には石を持って帰る人もいて、病気や離婚・死などの不運が訪れる呪いにかかる人が絶えないそうです。
詳細は以下から。Uluru Tourists return stones to 'cursed' Ayers Rock - Telegraph
エアーズロックの管理する国際パークレンジャーの元には、盗まれた石の小包が1日1個以上の届けられるとのこと。返却される石の多くには、窃盗したことの謝罪文が一緒に入っていて、自分に降りかかった悲劇の詳細についても書かれているそうです。
返却される石のほとんどは小さいものなのですが、中には32kgの岩盤を送ってきた人もいるとのこと。「アボリジニの精神性や文化は非常に根が深い。私たちはよく知らないことだと、注意すべきところを間違えてしまう。石の返却も同じ事で、ただ返しさえすれば少しは不運が減ると考えているのでしょう」と、この現象を研究するJasmine Foxleeさんは語っています。
エアーズロック周辺で暮らすアボリジニのAnangu民族は、エアーズロックから何も持ち去らないように主張していて、文化的で精神的な理由から観光客に登頂することも止めるよう呼びかけています。
エアーズロックに登頂する人たちのムービー。
YouTube - The Climb - Ayers Rock
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