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IBM、記録容量100倍で超低消費電力の低コストな記録技術「racetrack」を実現へ


IBMがフラッシュメモリの特性である高性能と信頼性、HDDの特性である低コストと大容量を合わせ持ったメモリの実現へと一歩を踏み出したそうです。

実現すると低コストで記録容量は従来のおよそ100倍、それでいて超低消費電力という夢のようなメモリが登場することになります。

詳細は以下から。
IBM 新しいメモリー実現に前進 - Japan

このリリースによると、IBMは「racetrack(レーストラック)」と呼ばれるメモリ技術の原理と成果についての研究論文を発表したそうです。


これはフラッシュメモリの100分の1にあたるコストでデータを格納できるHDDを応用した、シリコン・ウエハー表面に垂直または水平に配列された磁性材料に記録するというもので、HDDの問題点だった可動部品の多さや、機械的な摩耗による信頼性の低下を、可動部品を使わずに「電子スピン」と呼ばれるものを用いることでクリアしたとのこと。

これがその原理を説明した図。IBMによるムービーでの解説も行われています。


また、50年前から困難であるとされてきた「磁壁」と呼ばれる部分に「磁気トンネル接合素子(MTJ)」というものを使ってデータを格納することにより、従来の10~100倍の記録容量を実現することができるそうです。

なお、今後研究が進めば、課題となっている磁壁を操作するための消費電力も低減できるであろうとしており、最終的には1個の電池で何週間も動作し、何十年も使用できる大容量パーソナル・ストレージが実現するかもしれないとしています。

IBM 新しいメモリー実現に前進 - Japan

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in メモ,   動画, Posted by darkhorse_log

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