国を守るためのレーザー兵器がないことで政府が告訴される
南イスラエルの人々がパレスチナからのロケットを防ぐためのレーザー兵器を熱望しているそうで、配備をしなかった政府を訴えているとのこと。
日本のような平和な国ではなく、本当に命の危険にさらされているため、確実な防衛ができる兵器への期待がかなり高いようです。
詳細は以下から。Israelis Sue Government for Laser Cannons Danger Room from Wired.com
イスラエルは1996年から2005年にかけて、アメリカと共同で高出力レーザー兵器「ノーチラス」の開発を行っていました。レーザー兵器のテストでは発射されたロケットを見事に撃墜しており、ベテランのレーザー科学者も「完成する日は近い」と述べるほどの出来でした。
レーザー兵器のテストムービー。
YouTube - MTHEL - Mobile Tactical High Energy Laser
しかし、レーザー兵器には膨大なエネルギーが必要で多くの有害化学物質も発生してしまいます。2、3発のレーザーを発射したら新しい反応物を入れなければならず、大型で費用も高額なため、結局イスラエルは共同開発から降り、アメリカも電動レーザーの開発に注力するようになりました。
イスラエル軍はレーザー兵器は今のところSFで、現実世界に配置するための準備はまだ整っていないと述べています。しかし、市民がハマスのロケットにより被害を受けるという事件もあり、防衛用のレーザー兵器を配備していないことで首相や防衛大臣を法廷に訴えたそうです。
この訴訟を適当だとしている法律相談所もあり、相談所の管理者はレーザー兵器の能力については多少疑問を持っているようですが、以前の3分の1の価格で建設でき、無限の防衛を得られると主張しているそうです。
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