偽物のシートベルトで警察の目をごまかしていた男性が交通事故死
シートベルトは交通事故の際、乗員が吹っ飛ばされて致命的なケガを負わないようにつけるもので、それ以外にも体をシートに固定して揺れを軽減することで乗り物酔いを防ぐような意味もあり、日本では道路交通法によって乗員のシートベルト着用が定められています。
ニュージーランドでの話ですが、シートベルトをつけることを嫌って偽物のシートベルトで警察の目をごまかしていた男性が交通事故に遭って死亡したそうです。
詳細は以下の通り。
Ivan Segedinさんは2003年2月から2007年7月の間にシートベルトを着用していなかったとして32回も罰金を科されていました。
そして2007年7月22日、Segedinさんはタラナキの近くにあるオカトという小さな町で正面衝突事故を起こして死亡しました。事故後に彼の車を調べたところ、単に肩から腰までシートベルトをつけているように見えるようなベルトを装着しているだけで、通りすがりのドライバーや警官にはちゃんとシートベルトをつけているように見えているような状態だったことがわかりました。
Segedinさんの血液からはメタンフェタミン(ヒロポン)と大麻の成分が検出されました。Carla na Nagara検視官は「シートベルトを着用していれば彼は生還できたかもしれないのに、着用しないことで命を失うことになった」と述べる一方で「シートベルトをしていたかしていなかったかが生死を分けたわけではない」とも語っています。また、Segedinさんは衝突の衝撃でステアリングに体をぶつけたのが致命傷となったそうで、この事故に関して他のドライバーは何の非難や責任を負うものではないとしています。
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