原油の先物取引市場の終値、初めて1バレル100ドルを突破
ガソリン代が上がるといわれ続け、そろそろ慣れてきたのか150円台のスタンドを見ても高すぎるとは思わなくなってきましたが、ニューヨークの商業取引所の原油先物市場で19日、初めて終値が1バレル=100ドル1セントを突破しました。20日には史上最高値の1バレル=101ドル27セントを記録、終値は前日比73セント高の100ドル74セントだったようです。
この高騰、天井はないのでしょうか。
NY原油、史上最高値の1バレル101ドル27セントを記録 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/-/2353639?pid=2662760
NIKKEI NET(日経ネット):NY原油、一時101ドル台・金も最高値更新
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080221AT2M2100J21022008.html
世界の市況の動きの代表的な指標であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)の3月物は史上最高値の1バレル101ドル27セントを記録し、一時は101ドル32セントと連日の最高値を記録。引き金となったのはテキサス州の製油所でおこった火災や、OPEC(石油輸出国機構)が石油の減産を決定するとの観測などによる原油の供給不安。すでに冬場の原油需要のピークは過ぎていますが、利下げによって潤沢になった投機資金が市場に向かっているとウォール街のディーラーは見ています。
IEA(国際エネルギー機関)は1バレルが100ドルを突破したことを受けて、OPECが減産を決定するという観測が市場のひっ迫感を強めているとして産油国に増産を促しているそうです。
asahi.com:原油高でIEA、OPECに増産促す - ビジネス
http://www.asahi.com/business/update/0221/TKY200802210060.html
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