角川グループがYouTubeと提携、ユーザーの作ったムービーを認める方向へ
YouTubeを持っているGoogleと角川グループホールディングスが本日、合同で会見を行って明らかにしたところによると、今後はYouTube上にてユーザーが「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」などを使ったユーザー制作による自主投稿ムービーについて、「これは公開していてもOK」と判断すれば、専用の承認マークと広告が表示され、そのまま削除されることなく継続的にYouTube上に残ることになったそうです。かなり画期的です。
詳細は以下から。
【速報】角川グループ、YouTubeに公式ページ開設など新規事業を開始
角川がYouTubeで新規事業を展開、クリエイター創出の場に
「ユーザー投稿角川アニメ」の公式認定も YouTubeに角川参加 - ITmedia News
YouTubeと角川グループが動画識別技術利用の広告事業開始:ITpro
角川グループ、2月上旬にもYouTube内で動画配信を開始
ユーザーアップの動画も権利者側が管理・角川グループ、「YouTube」で開始?インターネット-最新ニュース:IT-PLUS
挿入される広告は通常のバナー広告だけでなく、「インビデオ広告」という半透明の広告がムービー再生50秒後あたりから自動的に挿入されるタイプなど。このムービー内に表示される広告はユーザーが自分で閉じることも可能です。また、この挿入された広告の売り上げの一部(割合は非公開)が角川グループの収益になるとのこと。
つまり、DVD販売の宣伝にもなるし、ユーザーも楽しめるし、角川グループもちゃんと利益を上げることができる、というわけ。
また、YouTube上に角川グループの公式チャンネル「KADOKAWA ANIME CHANNEL(仮)」を2月に設置、優秀なクリエーターの発掘なども行っていくとしています。
なお、著作権者と話し合い、近い将来にはアニメ1本分、つまり全編動画の配信をYouTube上にて行うことも考えているとのことですので、「東京でやっているアニメが地方では見られない!」という地域格差が無くなるかもしれません。
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