メモ

ユニセフのPhoto of the Year 2007に輝いた写真


国際連合児童基金UNICEF(ユニセフ)が選ぶ2007年のPhoto of the Yearが発表されました。これは31カ国142名のカメラマンの作品1230点から選ばれたもので、世界中の子どもたちが直面している問題が描写されており、いろいろと考えさせられます…。

写真は以下から。
UNICEF Photo of the Year 2007s

第1位に選ばれたのはStephanie Sinclair撮影の「Child brides」。写真は40歳の男性と11歳の少女が結婚したというもの。少女の両親はお金が必要だったそうで、アフガニスタンでは女性に教育は必要ないと考える人が多いため早々に嫁がせるケースがあるらしい。


他でも、少女と年の離れた男性の結婚は少なくないようだ。


結婚式の様子か。


こちらが2位になった、G M B Akash撮影の「Child Labor in Bangladesh」。レンガ工場で働く12歳の少年。


ユニセフの推計では、バングラデシュ国内で働いている5歳から14歳の子どもの数は470万人にもなるそうです。


多くの子どもたちは製革所や塗料工場などの危険な仕事に従事していて、その労働賃金は大人の一般的な賃金の1/3程度、1日60タカ(1ドル未満)です。


3位はHartmut Schwarzbach撮影「Smokey Mountain - Children of a charcoal burners' camp in Manila」。マニラのスモーキー・マウンテンでゴミ拾いをする子どもたち。写真はAnnalynという少女の9歳の誕生日を祝ったもの。ゴミ捨て場で見つけた赤いアームチェアの上で飛び跳ねています。


彼らはゴミの中から木材を探し出しては炉にくべて木炭にしています。


子どもたちは学校に通っていません。


以下は入選作品から。Jonathan Torgovnik撮影、「Crimes and their results」。


ルワンダで1993~94年に起きた大虐殺の際、家に押し入った兵士にレイプされた女性と、その結果生まれた子ども。子どものことをどうしても愛せない母親もいれば、生まれてきた子どもだからと愛している母親もいます。


Hatm Moussa撮影、「Life in Gaza」。ここ数年、パレスチナのガザ地区では空襲と死、破壊が日常生活の一部になっていた。


ガザ地区では3世帯のうち2世帯が貧困生活を送っています。


カメラマンのHatm Moussaはガザ地区で育ち、1998年以降からガザ地区で仕事をしているそうです。


Wolfram Hahn撮影、「Children Watching TV」。


これはドイツで3歳から12歳の子どもがテレビをみている様子の写真を撮ったもの。


Renée C. Byer撮影、「A Mother's Journey」。カリフォルニア州サクラメントに住むシンディーさんのドキュメンタリー。


彼女には5人の子どもがいて、3度の離婚を経験している。2004年、シンディーさんが39歳のときに末っ子のデリク(10歳)がガンだと診断された。


デリクのガンは神経組織から全身に広がるガンだった。


シンディーさんはその日から2006年5月にデリクが死ぬまで、愛と勇気と母の愛でずっとデリクに付き添った。


Nir Elias撮影、「Pain Threshold」。中国の楊浦区ユーススポーツスクールのトレーニングの様子。


生徒はみんな5歳から9歳。


将来オリンピック出場が期待される人材は、国内に数千ある施設でトレーニングを受ける。


彼らは2008年の北京オリンピックに出るには若いが、2012年のロンドンオリンピックかその次では金メダルを取れるかも知れないという夢を持っている。


Finbarr O'Reilly撮影、「A House of Hope」。


コンゴ民主共和国の首都キンシャサにて、ポリオで苦しむ子どもたち。ポリオははじめは風邪のような症状が出るが、後に足や腕がまひして動かなくなる病気。


一部の国では大規模な予防接種を行うことでポリオをおさえることに成功したが、いまだにポリオは子どもたちの生命と健康を脅かしている。


Musa Sadulaev撮影、「Chechnya's Forgotten Children」。


公式にはチェチェン紛争は終結したことになっているが、大部分の市民はまだ飢えと寒さ、そして終わりなき戦争のトラウマに苦しんでいる。


Steven Achiam撮影、「Sumo boys」。


11歳のケンタは「相撲の練習で一番いいことは、他のやつを投げられることだ」と言う。


「今の自分は太くて強い。でも、前はただ太っているだけだった」。相撲のチケットは毎年1200万枚が売られて力士の評判は高いが、力士は一般人より寿命が10年ほど短い。

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in メモ, Posted by logc_nt

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