レビュー

農家を経営しつつ家族を養うシミュレーションゲーム「3rd World Farmer」


アフリカの農家になり、農作物を作ったり家畜を育てたりしながら家族を養っていくシミュレーションゲームが「3rd World Farmer」。経営が軌道に乗ればあとはほとんど悠々自適の生活なのですが、この軌道に乗せるまでがちょっと大変。先進国がいかに恵まれているのかを実感することができるゲームになっています。

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タイトル画面。


ゲームは、ターンごとに農作物を植えたり家畜を購入したりという行動を選択、最後に時間を進めてその行動の結果を見る、という形で進んでいきます。


開始直後。家族は4人、持っているものは農地とわずかなお金だけ。


左上のメニューから行動を選択していきます。最上段は農作物(左からトウモロコシ、小麦、綿花、落花生)を選択して植えます。二段目は鶏、豚、牛、象を購入。象以外は家畜として、象は労働力としての購入になり、それぞれを買うためには必要な施設をそろえる必要があります。三段目は農具の購入(シャベル、草刈りガマ、すき、トラクター、刈り取り機)。四段目は物置小屋、井戸、家畜小屋の建設。五段目はさまざまな特殊アイテムの購入で「通信手段整備」「交通インフラ整備」「学校建設」「病院建設」「政治家の保護を受ける」「作物の保険」の6種類。ゲームの目的は、この五段目のアイテムを全部揃えることです。


行動を選択して画面右上にある再生アイコンをクリックするとターンが進行し、レポートが表示されます。左上には年間イベントが表示されています。収穫が増えたり、一部の農作物が全滅したりといろんなイベントが発生しますが、豊作以外はマイナスイベントばかり。この年は小麦9を植えて豊作だったため、収益は126ドル。


マイナスイベントの例。井戸がすべて失われてしまいました。


中央銀行が破たんして生活費が高騰。


稼ぎ頭のお父さん。「Fertile」の欄が「Yes」の間は子作りできます。


既婚女性を選んで「Have Baby」をクリックすると子作り完了。失敗はありません。妊娠中は労働力が半減するので、家計が苦しい時期はやめておきましょう。


子どもを学校に行かせたいものの、学費は序盤の家計には大きな負担。


結婚には二種類あります。一つは、新しい伴侶とともに別のところに引っ越してしまうもの。


もう一つは相手がこの農場にやってきてくれるもの。前者だと、お金と引き替えに労働力を失うことになるので、後者を選ぶようにしたいところ。


家畜は置いておくだけで収入が発生するので家の助けとなりますが、略奪の対象になったり、病気でやられたりします。


お金がたまったので学校を建ててみました。効果として、学費が安くなります。


家畜から得られる利益は購入費用に応じているので、できれば高価な牛をそろえたいところ。


農作物は安いがボーナス補正が大きく、家畜は確実に収入が入るという違いがあります。


病院を建てたので、薬が安くもらえるようになりました。


かなり豊かな生活を送れるようになりました。


最後の一つを購入してターンを進行させるとゲームクリア。


最終スコアはこんな感じ。この土地での36年間の生活にピリオドが打たれました。


ゲームの基本戦略については4Gamer.netの以下の記事でも詳しく解説が行われています。

【4Gamer.net】[特集]シリアスゲーム「3rd World Farmer」の“面白さ”をあらためて見る


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in レビュー,   ゲーム, Posted by logc_nt

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