2006年度の契約者純増数No.1のauは、いったいどれだけ純増したのか?
先日、auが2006年度の契約者純増数(新規加入者数から解約者数を差し引いた純粋な増加数)がNo.1であったことを発表したそうです。2006年10月24日に開始されたMNP(ナンバーポータビリティ)制度の開始でも一人勝ちの様相を呈していましたが、結局いったいどれだけ契約者数を伸ばしたのでしょうか。
NTTドコモとボーダフォン(2006年9月よりソフトバンクモバイル)の純増数と比較して検証してみた結果、auの純増数がドコモの3倍以上と、圧倒的な数であることなどが明らかになってきました。
詳細は以下の通り。
KDDI au: おかげさまで、auは、2006年度「純増No.1」を達成することができました。
このリリースによると、auは2006年4月~2007年3月の事業者別契約純増数において、純増数が1位だったそうです。リリースではワンセグ対応端末のラインナップや通話品質、料金サービス、安心ナビ、デザイン性の高い端末を揃えた「au design project」などが評価された結果だとしています。
では実際どれだけ純増したのでしょうか。NTTドコモとボーダフォン(2006年9月よりソフトバンクモバイル)の純増数と比較して検証してみます。
今回比較に使ったデータは以下のページに記載されている「帯電話/IP接続サービス(携帯)/PHS/無線呼出し契約数」のものです。
トップページ 電気通信事業者協会(TCA)
2006年度のNTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの純増数を表したグラフです。単月でもauが圧倒的。なお、2006年11月にNTTドコモは純減しています。これはMNPの影響でしょうか。
ちなみにそれぞれの会社の2006年度の純増数を合計すると、NTTドコモが147万7400、auが461万7500、ソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)が69万8600という結果になりました。なお、461万7500という純増数は、ウィルコムの2007年4月現在の全加入者数443万4100を上回るという圧倒的なものです。
この圧倒的な純増数の背景には、同じKDDIグループのTu-Kaの加入者をauに移行させているということなども挙げられますが、それにしてもすごいですねこりゃ。
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