ソフトウェア

Shareネットワークを可視化、利用者を特定できる「Retina Sharebot」


アメリカのeEye Digital Security社がネットワーク脆弱性検査ツール「eEye Retina」の開発で培った技術を応用して開発した、P2Pファイル交換ソフトShare用ネットワーク可視化システム「Retina Sharebot」だそうです。 住商情報システム株式会社より、個人利用に限りフリーで提供されています。

これを用いることで、ファイルの完全キャッシュがどのノードに存在するかなどを検索できるようになることから、Shareネットワーク上に存在する違法データや、Share経由で流出した個人情報等の拡散状況を容易に把握可能とのこと。

詳細は以下の通り。
Retina Sharebot - eEye Digital Security - SCS 住商情報システム株式会社

この公式サイトによると、今回発表された「Retina Sharebot」は、Shareネットワーク上のファイルがどのノードに存在するかを特定できるソフトウェアだそうです。


「Retina Sharebot」はShareネットワーク内に存在するノードの一つとして振る舞うことで、他ノードが持つキー情報(交換可能ファイル名やハッシュ、ファイルの存在するノードのIPアドレスとポート等が含まれます)をマルチスレッドで取得し、キー情報のデータベースを作成します。

そして作成したデータベースに対して、ファイル名及びShareのファイルハッシュ名を指定することにより、ファイルの完全キャッシュがどのノードに存在するかなどを検索できるとのこと。

ちなみに「Retina Sharebot」ですが、個人用の「Retina Sharebot Personal Edition」は個人利用に限り無償で提供されます。ただしネットワーク負荷を抑えるため、巡回できるスレッド数は製品版の「Retina Sharebot Professional Edition」が巡回できるスレッド数の65535とは異なり、40に制限されているそうです。

個人用の「Retina Sharebot Personal Edition」ダウンロードはこちら。ファイル解凍用パスワードは「eeye」となっています。

ダウンロード

なお「Retina Sharebot」の実行にはShare本体が必要。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
業界団体によるBitTorrentの偽トラッカーを探す「Fenopy Fake Finder」 - GIGAZINE

オランダ、ファイル共有を合法化し、トラフィックへの課税を検討中 - GIGAZINE

総務省、Winnyで漏洩したファイルを強制削除する技術を開発へ - GIGAZINE

Winny開発者が技術顧問のP2Pシステム「SkeedCast」 - GIGAZINE

in メモ,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.