AMD、ATI Radeonを搭載したチップセットを発表
昨年7月にグラフィックスチップメーカーATIを買収したAMDですが、ATIが製造しているグラフィックチップ「Radeon」を搭載したチップセットを発売するそうです。
このチップセットを搭載したマザーボードでは、「Windows Vista Premium Ready PC」の基準を満たしているため、Windows Vistaの3Dユーザーインタフェースである「Windows Aero」などを絶対に使うことができる環境を安価で実現できるとのこと。
詳細は以下の通り。
ATIグラフィックスを搭載したAMDの最新プラットフォーム、
Windows Vista 向けに究極のビジュアル・エクスペリエンス
(The Ultimate Visual Experience )を魅力的な価格で実現
このリリースによると、今回発表された「AMD 690」シリーズのチップセットは、ATI Radeon X1250グラフィックス機能を内蔵していることから、Windows Vistaにおいて究極のビジュアル・エクスペリエンス(The Ultimate Visual Experience)を実現できるとのことです。
また、HD動画の再生支援プログラムである「Avivoテクノロジ」をサポートしていることによって、高品位コンテンツを含めたあらゆるマルチメディアに対し、スムーズな動画の再生や美しい画像などを実現しているとか。
なおディスプレイの選択についても、HDMIと独立したDVI出力の両方を内蔵したプラットフォームとなっており、従来よりも充実したものとなっているほか、HDCPをオンチップでサポートしていることから、著作権保護されたコンテンツも再生できるそうです。デュアルDVIのATI Radeonグラフィックスカードの追加により最大4モニタを接続することも可能。
ちなみに以下の記事によると、日本AMDは80ドル(約9500円)でこのチップセットを搭載したマザーボードが構築できるそうです。えらい安いですねこりゃ。
4Gamer.net AMD,グラフィックス統合チップセット「AMD 690」シリーズを発表
性能の検証もされています。
【4Gamer.net】[プレビュー]TA690G AM2
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