インタビュー

価格比較サイト「ECナビ」に行ってきました


今回は価格比較サイトを運営する「ECナビ」に行ってきました。

当日はあいにくの雨降りだったのですが、びちゃびちゃになりながらもかろうじて到着。よくよく考えると今まではかなりメディアよりのインタビュー先が多かったので、ある意味、真っ当なネットサービスを運営する企業へのインタビューはGIGAZINEとしては初ということに。


というわけで、一体どういう経緯で懸賞サイトから価格比較サイトになったのか、一風変わった社内の様子や、やたら有効活用されているお弁当注文システムや各種社内のあれこれなどについてインタビューしてきました。グループウェアが役に立っていないという会社の方や、社内の雰囲気がいまいちパッとしないために悩んでいる方などにはかなり有効なヒントが多いかも。

ではスタート。
◆ECナビ社内の様子
ECナビの入っているビルの1階はこんな感じ。この上の階にオフィスがあります。


入り口には数々の受賞をうかがわせるものがいっぱい飾ってあります


壁に貼られている謎のポスターたち…後のインタビュー時に出てくるイベントなどの案内など、もろもろの事情がちゃんとあり、無意味に貼られているわけではない。それにしても数がすごく多い…




ストレス解消


マッサージチェアも完備


ちゃんと飲み物も完備。こういうのがあると助かりますね。


実際のオフィスの様子


なぜか和室もあります。面談などの際にはここを使うこともあるとか。


和室といえどもそこはやはりIT系企業、LANケーブルが見え隠れ。


各会議室には代表がお気に入りの歴史上の偉人名が付いています。実在しないのも若干一名ほどいるそうです。


こっちは休息室


新聞の切り抜きが貼ってある理由は、ネットだけを情報源にするとかたよってしまうためだそうで。


◆もともと懸賞サイトだったがECナビを始めた理由は?

GIGAZINE(以下、Gと省略):
とりあえず一応ECナビのページは全部見たんですけれども、元々は懸賞サイトだったんですよね?それが何の都合で突然、価格比較サイトになってしまったのかな、と。すごい方針転換ですよね。

ECナビ(以下、ECと省略):
最初はですね、「MyID」という名前だったんです。名前の通り、自分のIDということで。例えば、いろいろなキャンペーンがありますが、普通は一回一回そのページに自分の住所を登録しますよね。すごく手間じゃないですか。ところが「MyID」に自分の住所を登録しておけば、MyID経由で複数のキャンペーンに申し込みをすることで、一括で登録できるというサービスだったわけです。

G:
それは便利ですね

EC:
メインは広告収入でしたが、それに加えて企業様に弊社の懸賞一括登録サービスにご登録いただく「My promotion」というサービスをやっていたんです。そもそもは懸賞にまつわるサービスを展開していましたが、メディアをいっぱい運営していこうというようなビジネスをしていこうということで「@ウーマン」っていう媒体の営業譲渡を受けたり、モバイルも手がけたりと複数のメディアを運営するようになったのです。つまり、いろんなメディアを抱える会社として、いろいろなサービスを展開していこうというのが、当時の方針だったわけです。
でもその中心として懸賞サイトの「MyID」を展開していくとなると潜在的ターゲット数がそんなに大きくないため限界を感じつつもありました。

G:
なるほど。

EC:
企業は成長し続けないといけなくて、伸びていくというところに我々はどのようにやっていかなくちゃいけないんだろうかと考えたときに、1990年後半頃からアメリカでは価格比較サイトが伸び始めてきていて、我々が持っている強みを活かしながら価格比較サイトができないかな、いわゆるオンラインショッピングがこれからどんどんされるだろうな、ということで踏み切ったんです。我々が活かせる強みは「会員」だったもので。

G:
もうすでに会員がいるってやつですね

EC:
そうですね。なので一応ECナビとして価格比較サイトをやっていくそのコンテンツの一つとして懸賞は残したんです。

G:
ECナビというか価格比較の案自体は90年代ごろからあったということなんですか?

EC:
CEOの宇佐美がもともとインターネットのサービスを広く探してみた結果、価格比較というのは予想した以上に海外で爆発的になっているということで、日本を見たときにまだそういうのをやっているのはカカクコムさんしかなかったわけです。だからまだチャンスはあるな、と。
実は同様に、ECナビがMyIDを始めたときも「懸賞サイト Chance It!」という懸賞サイト最大手があったんですが、最終的にはそこを抜いて一番になったという実績があったので、二番手戦略でやっていけば勝てないことはないという確信がありました。それで価格比較サイトのほうに転換したということです。
本当に、サイトの規模もそこからどんどん大きく膨らんできたというのが現状なんですが、実際に私が入ったのは2005年の1月ですね。

G:
かなり新しいですね。ぱっと聞いたら99年ぐらいからいるのかと思っていたのですが…。

EC:
やっぱり過去の話を聞くと、価格比較サイトメインに移行することを決断したときは、懸賞サイトで既に成功しているので、社員からの反発はすごくあったみたいです。

G:
成功したものを手放すことになりますもんね、事実上

EC:
そうなんです。今ふり返ると事業を転換しておいてひとまずは正解だったな、という状況なんですけどね。

G:
なるほど

EC:
今後はECナビを中心に、わたくしどもの会社の理念である「技術革新によって消費者主導の社会作りに貢献する」に従い、「消費者主導」というところに関わるビジネスを展開してまいります。

G:
あと沿革のことを説明しているページを見ててわからないのは、最初の頃に一回、神泉町に社屋移転とあって、もう一度移転してるわけですが、どういう経緯で移動したんでしょうか?

EC:
単純に人数が多くなったからですね、理由は。始めた頃はネットエイジさんの中を間借りして、そのあとに神泉町に小さなアパートというかマンションの一室を借りていました。シャワーがついている、いわゆるワンルームでしたので、朝来たら人が「みの虫」のように転がっていることが普通にあったそうです。

G:
おお(笑)

EC:
そういう感じだったんですね、当時は。新入社員が入ると20万円握ってあっちでパソコン買ってきて持ってきて、みたいな感じのほんとにベンチャーだったんですよね。

G:
それはすごいですね

EC:
そういえば創業当時からずっと総務をしている女性がいるのですが、今28歳だから7年前で当時21とか22ですね。彼女が言うには、ほんとに朝来たら男臭くて困ったって言ってました……(苦笑)。彼女がそういうのを全部掃除して、みんなの面倒見てたらしいです。

G:
それは大変ですね……

EC:
当時は男性ばっかりだったので。今もシステムで当時の人員が残っていますけど、創業当時のメンバーはそういう当時の苦労を味わっているわけです。やばい、着替えていかないと間に合わない、みたいな感じの時もあったそうです。

G:
それで今に至るんですね

EC:
そこから規模も大きくなってくるともう同じ場所に人が入りきらなくなるので、南平台のオフィスを2フロア借りて運営することにしたわけです。で、さらに手狭になって2004年10月にこっちの方に移転してきたんですけど、今では155名ほどになります。

G:
すごい数ですね。その155名はみんな正社員という形なんですか?

EC:
いえ、100人ぐらいがECナビに携わり、あとの50名はリサーチのビジネスをやっているのですが、リサーチ事業のほうはアルバイトが多いですね。なので、社員が3分の2で、アルバイトさんが3分の1くらいという感じです。

G:
なるほどなるほど、そういう理由で今のECナビになっていったんですね。さすがにこの沿革見ただけではさっぱりわからなかったので、一体どこで何の事情があったのだろうと思っていたもので。

EC:
パラダイムシフトがここで起こった、というわけです

G:
普通こういう劇的な変化みたいなのは社長が交代したら起きたりするものですが、ずっと一緒なのに方針の急激な転換というのは珍しいですね。

EC:
今のCEOの宇佐美は創業当時はCOOだったんですが、途中で2002年の段階で彼がCEOになってやっている、という感じです。

◆「ECナビ人気ニュースβ版」について、なぜこれを始めたのか?

G:
もう一個不思議なのがECナビって価格比較ですよね?なのに最近は「ECナビ人気ニュース」というのがあって、なぜあんなのを始めたんだろう、と。ECナビラボの方のページを見ても何も書いてないので、技術をどうたらこうたらっていう以前に「ECナビ人気ニュース」を始めたのは何か目的があったのかなあと。

EC:
我々の会社はテクノロジーを自社でどんどん開発していこう戦略が昔からありまして、もっとお客様にとって使い勝手のよいサイトにしようと思ったときに、技術によって解決できる部分も多くあると思うんです。このように、技術をベースにした新しい発想で何か普通では作れないような面白いサービスを作れないかなということで始めたものなんです。開発者が同時にプロデューサーになればその分技術に落としていく時間が短縮できます。サービス立ち上げも、よりスピーディーになるのです。ECナビラボという形でそれを立ち上げて、それを徐々にECナビのサービスに組み込めないだろうかというのが狙いとしてはあるんです。いずれは収益化できるようなモデルになってくることが理想的ですね。

G:
ということは、ECナビのシステムというのはどこかに外注して作ったものではなくて、自分たちで作ったということですか?

EC:
そうです、所々クリエイティブな部分では外注さんを使わせて頂いていますが、それ以外は全部自社です。

G:
外部の人を使った部分はデザインとかですか?

EC:
はい。それでも、こういう会社のロゴだとかは社内のクリエイティブチームが作っているんです。

G:
社内にクリエイティブチームやデザインチームがあるんですか?

EC:
あります

G:
それはすごいですね……

EC:
今は10名ぐらいですね、社員とアルバイトが混じってるんですけれども。あと、このキャラクターが「ナビック」という名前でして。これも自社デザインです。

G:
このパンフレットとかに書いてある巨大なのですよね?これ、本当にどこかに置いてあるんですか?

EC:
ええ、ちゃんとあります。これ、かぶることができるようになってるんですよ。

G:
え?これ、かぶり物になってるんですか!?

EC:
そうなんです、かぶり物に……ここから下にちゃんとかぶれるようになっていまして……こんな感じです



EC:これをイベントの時とか、新卒採用の会場とかに持って行くと目立って、いい感じなワケです。

G:
これはいつごろ作ったんですかね?

EC:
これはECナビを始めた頃ですね。ちょうどWeb of the YearっていうのをYahoo!さんがやってらっしゃるじゃないですか?そのイベントの表彰式で宇佐美がこれをかぶって登場したわけです。

G:
ああー、それで見覚えがあるんですね。Web of the Year 2004は私も取材に行ったので。なるほどなるほど、あのときにかぶり物で出てきた会社だったんですね~。

EC:
当時はまだ会社名がECナビではなくて「アクシブドットコム」という名前だったはずです。ロゴとかも緑だったんですよね、昔は。

◆大体スタッフは全部で何人いるのか

G:
これはさっき言ってましたが、155名ですか?

EC:
はい、そうです

G:
そういえばさっき新卒採用どうこうって言ってましたが、大体昨年度のどれぐらい採用したんですか?

EC:
今年の4月に入ってきた人で13名、来年に入ってくる人の数もちょうど13人、いっしょですね。

G:
ということはこれからもその勢いで入れていくという感じですかね

EC:
そうですね。システム系というか技術系は積極採用してます。

G:
その13名のうちだいたいシステム系とかデザインとか総務とかどういう比率で入れてるんでしょうか?

EC:
職種採用という形にしてないんですよ、実際には。

G:
どういう形でやってるんですか?

EC:
たとえば、広報にそろそろ人を増やしたいなと経営トップが判断すれば、それと同時に適切な人材を広報に割り当てるという感じです。もちろん、本人の意思や将来やりたいことへのプラスになるかどうかは慎重に話し合いますし、新卒の社員は自己分析してきちんと将来のプランを設計してもらいます。今回、経営として広報に人が欲しいな~と思ったのは、これからどんどんうちの会社も知名度を上げていかないといけないと考えたからですね。

G:
なるほどなるほど。

EC:
もうインターンでどんどん来てもらって、4月までここで修行してもらって、という感じです。スキームとしては、まず今年入った新卒に関しては、はじめ3ヶ月間は全員営業に出てもらい、そこから希望を募って異動させるという形をとりました。来年からは技術のところを強化したいですね。
今年はもう終わってしまったのですが、技術用のインターンのプログラムを作りまして、そのインターンプログラムに参加するにはテストで合格した方のみという初めての試みをしました。
今回選抜されたインターンのメンバーは全部で6人なんですが、一番優秀な人には海外研修として、海外のイベントに参加してもらう予定です。また、インターン終了後に優秀だった方には、レベルの度合いによっていつでもECナビに入社できるパスポートをプレゼントしています。

G:
おお、それはすごい。

EC:
今回は5年間の有効パスをゲットした人が一人います。

◆1日のおおまかな一般的スケジュール

G:
では一日のおおまかな一般的スケジュールというのは、大体どういう勤務体系なんでしょう、ECナビは?

EC:
定時は9時半から18時半ですね

G:
30分ずれているのはどういう理由でしょう?

EC:
昔からの経緯だと思います。昔はフレックスだったんですよ、いつでも働くことができるように。けど、だんだん人が増えてくるとそのフレックスを勘違いしてしまう人が出てくるわけです。朝来ない、というか、大体10時には来てる感じになってしまう、と。2002年ぐらいから2004年ぐらいまではそうだったと思いますが、やはり守らない人というのはだんだん勤務体系が崩れてしまうケースがよくあると思うんです。それで時間をきっちり決めようということで2004年ぐらいからは10時とはっきり決めたわけです。ただ、10時といっても、もっと早くないと、営業とかは特に10時よりもっと早くから来てるわけです、実質的には。
だから、9時30分というところで全部まとめていこうかということで、2005年ぐらいからは9時半というかたちで出社しよう、となったわけです。
部門によってはもっと早く出社するケースもありますし、朝8時半から研修会やったりだとか、本部長同士の会議なんかは7時半から毎週定例でやったりしてるんで、人によって始める時間は違いますけど、一応9時半には全員がスタートしている、という感じになります。

G:
ということは、だいたい昼休みというのは普通に12時からという感じですか?

EC:
そうです。12時から13時までという風に一応決めてるんですけれど、一部サポートや営業は時間がずれることもあります。

G:
なかなか終わらないところもある、と。

EC:
はい、そういうところはちょっと時間を変えて昼休みを取っています。

◆昼食などはどうしているのか?

G:
このフロアに上がってくる前にビルの周囲を一回りしてみたんですが、ここは近くにいろいろ食べるところがありますよね、社員のみなさんは昼食についてはどうしているのでしょう?

EC:
この会議室の隣に大きなセミナールームがあるんですが、そこでみんなでお弁当を食べたりするケースが一番多いです。

G:
お弁当が一番多いとは今までの取材先で初めてですね、そういうパターンは…。何か理由とかがあるのでしょうか?

EC:
実は社員の福利厚生の一環として、300円でお弁当注文できるんです。

G:
ほほぅ。

EC:
普通は420円なんですが、会社が120円負担してるんです。ECナビバイトの人が多いので、昼食が300円だと助かるみたいです。あと、雨の日とかもいいですね。今日みたいなこういう雨の日は注文率がかなり高いです。
お弁当については提携しているところが2つほどありまして、毎朝好きなメニューを選べるようになっています。毎朝メニューを見て好きな方を注文するという感じになっていて、これが結構分かれるんですよね。

G:
なんだかとっても充実してますね。

EC:
あと、お弁当システムというのがありまして。

G:
お弁当システム?これも自社で作ったんですか?

EC:
はい。えっと、これがECナビの社内ポータルなんですけど、こういう社内でオフィシャルアナウンスだとか社内報だとか、広報からだと「広報見聞録」、そういう各所のやってることがわかったり、会社の状況がわかるようになってます。うちの会社の情報が全て載っているサイトなんですけど、ここからこんな感じで今週のメニューとかが選ぶことができるようになってます。



EC:
結構充実してるんです。今週のメニューとか開いて、「お弁当注文」ってボタンをクリックすると即座に注文ができる。まとめて注文することもできます。昼のお弁当だけでなく、夜のお弁当も頼めるので、ECナビ社内にあとシャワーだけあればここで暮らせます(笑)
昼も夜もお弁当で済ますのであれば、一日のご飯代が600円っていうわけです。アルバイトで頑張ってお金稼いでる人にとってはすごくいいシステムです。

G:
これは画面から注文すると、そこから先はどういうシステムになっているのでしょう?

EC:
手間掛かっちゃうのは全部システム化してまして、全部注文一覧とか見られるようになってます。見る権限は管理部門である経営本部だけ、要は我々本部の人しか管理できないんですけれど、それを見てお弁当屋さんにFAXするわけです。今日はお弁当何個です、と。
◆ECナビの自慢あれこれ

G:
それにしても社内ポータルがえらく充実していますが、ECナビの自慢になるのでしょうか?

EC:
そうですね、かなり充実したコンテンツになってます。社内ポータルの名前は「あいばんす」という名前なんですけれど、これECナビの逆(ECnavi→ivance)なんですね。

G:
ああー、なるほど。あと、「新人さんいらっしゃい」というコーナーが社内ポータルにありますが、これは何ですか?

EC:
これは新人さんが来ると毎回、新人の紹介を行うわけです。

G:
会社が100人以上の規模になるとこういうのが必要になるんですね。

EC:
ええ、ほんとにわからなってくるんです、私が入った2005年1月の時点で120名いなかったかな、110名ぐらいだったんですよ。それがここから一気に40人とか増えちゃうと、広報という仕事だとほとんど社内の人と顔見知りというか、全部とコミュニケーション取るのでみんなわかるんですけど、システムでずっと働いてると、その場所からずっと離れないので、どこに誰がいるのかがわからなくなるんです。だから比較的こういう風にコミュニケーションをとるのを大事にしてますね。

G:
コミュニケーションを活発にするために、他に何かしているのでしょうか?

EC:
この前も休日に毎年恒例の新入社員が企画するバーベキュー大会をやったり、二子玉川の川原でやるんですけど、そういったイベント盛りだくさんです。例えば会社の創立記念日にイベントをやるんですが、何をやるかというと、4チームにわかれて本部長がキャプテンになって運動会をやるんです。優勝したチームには賞金30万円、4位になったら罰ゲームといった具合です。
あと、去年は社員旅行で台湾に行きましたし、四半期に一度「ECナビ社員総会」というのをやるんですが、そこではMVPを決めてその四半期で活躍した人を表彰してます。そのムービーも社内ポータルサイトから見ることが可能です。

G:
これ社内サイトですよね、ムービーも見られるというのはえらく凝ってますね

EC:
そうなんです、結構大事にしてます。過去のMVP取った人も見られるようになってるんです。

G:
そのまま会社のサイトにできそうですね、すごいクオリティ。

EC:
そうですね、デザイナーもつけてやっていますので。

G:
普通社内向けっていうともっと手抜きな感じのが多いんですが、テキストだけとかいうひどいところもあったので。

EC:
うちは写真をふんだんに使って、最近は動画も配信しています。見て楽しめるようになってますね。

G:
あと、イベントというのは年間いつこんな時期にあんなことやってこんなことやってと決まっているのですか?

EC:
決まってますね。四半期の優秀者を決める総会に関しては、次のクオーターに入った一週目にイベントをやる形になります。年間の決算が9月末で締まるので10月から12月が第一四半期なのですが、第一四半期の総会は、第二四半期に入った来年の1月の最初の週に開催されることとなります。年間のイベントはこんな感じです。

●ECナビ年間イベント一覧(2006年度)
1月:総会
2月:新卒会社説明会・ラボ合宿・本部長合宿
3月:新卒会社説明会
4月:新卒入社式・総会・新卒会社説明会
5月:経営本部合宿・本部長合宿
6月:エージェント合宿
7月:総会
8月:富士登山研修(新入社員合宿)・ECナビ人気ニュースユーザー交流会
9月:理系インターン・内定者合宿・ECナビBBQ(新卒企画イベント)
10月:総会・創業祭(ECナビ社員運動会:ナビリンピック) ※昨年は台湾旅行
11月:エージェント合宿・本部長合宿

●その他のイベント
・スタッフラリー:入社後1ヶ月以内に、ヒントをもとに自分で5人の社員を見つけ出し、面談を申し込む。見事5人との面談が終了すると、若葉マークの社員証から正社員証になる。
・交流ランチ:毎月ランダムにグループ分けをし、そのメンバーでランチをする。普段あまり交流のない部署との情報共有やコミュニケーションを図る。

EC:
あとはサークル活動とかあるんですよ

G:
サークルまであるんですか、すごい。

EC:
結構力入れているのだと、アロマサークルなんかは講師を呼んで、夜7時半ぐらいからみんなでアロマオイルをブレンドして自分用のオイル作ったり、石けんつくったりだとか。手芸サークルもありますし、私は野球サークルに所属してます

G:
ちゃんとスポーツ系もあるんですね

EC:
しかもユニフォーム着て試合出ますよ。今週末も試合です。ITリーグというのがありまして、今週末はまぐクリックと対戦しますし、カカクコムさんともやりますね。先週か先々週にはフットサルサークルでカカクコムさんとやりまして、一試合だけ勝ったと言ってました。サークルは以下のような感じですね。

●20名以上のサークル
ゴルフ『ゴルフサークル』
フットサル『ECナビFC』
野球『セコ☆スターズ』
ボーリング『玉と砕けよ!』

●その他のサークル
ヨガ『ヨガサークル』
ビリヤード『FLUKE』
ダーツ『strad』
麻雀『麻雀サークル』
アロマテラピー『アロマサークル』
カラー『カラーサークル』
ジャズ『JAZZサークル』
バスケットボール『kagotama』
テニス『テニス部』
ダンス『ダンスサークル』
格闘技『格闘技倶楽部』
手芸『手芸サークル』
映画『映画サークル』
写真『ビーナスショット!』
ツーリング『ツーリング・クラブ』
読書『面白い本を読んでレビューを共有するサークル』

EC:
あとは麻雀サークルが活発ですね。それから、ゴルフサークルには「ECナビゴルフカップ」というのがありまして、今回はCFOの永岡が持って行きました。そんなわけなので、結構サークル活動は活発ですね。

G:
イベントがあったりサークルがあったり、すごくアクティブな会社ですね

EC:
そのイベントを管理するのが総務になるのでうちの総務は忙しいですけどね(苦笑)

G:
すごいですね、会社のことをやりつつイベントのことやりつつっていうのは。こうやって見てみると、普通に一部上場の会社っぽい感じで非常に整ってますし、充実していますね。
年間イベントとかやるところは最初からやると思うんですが、サークルとかは最初からやってたんですか?

EC:
サークルを始めたのは社員の数が100名越えたあたりなので、2003年か2004年ぐらいからですね。
人数が少ないと情報共有もうまくいくのですが、人数が増えてくると誰だか顔知らないという風になってくるので。
社内MVPを始めた理由も、こういうスポットライトの場を作るのが必要だと感じたからです。なので、ただ表彰するだけでじゃなくて、セコプロジェクトというムービーを作るチームがあって、そこが映像を全部作ってMVPになった人について面白いビデオを撮影してくることになるわけです。例えばご両親の所に黙って行って撮影して面白いビデオを作ったりとか。私もMVPを取ったことがあるのですが、私の時は広島の両親のところへ撮影部隊が自費で行きましたからね。会社のお金使ってないんですよ(苦笑)

G:
珍しいですね、そこまで行くのは。

EC:
やっぱりそういうことでサプライズがありますね。一番面白かったのは、社内にいる営業の原山さんの時の表彰ですね。お父さんが長野から来たんですよ。表彰の時に「おめでとう~」ってなってる時に突然お父さんが出てきて「うちの坊主がお世話になってます」という感じで登場するわけです。
とにかく総会がすごく盛り上がるので、結構楽しみにしてますね。MVPだけじゃなくて優秀賞やグループ賞、社長賞などそれぞれ意義のある賞を用意しているので、そういう表彰+イベントがいい感じになっています。

◆ECナビ運営やサポートなどで苦労したエピソードや伝説のエピソード

G:
あと、ECナビの運営やサポートで苦労したエピソードとか、伝説のエピソードがあれば

EC:
これ探しまくったんですが、伝説までいくかは難しいんですけど、一番大変なのがユーザーサポートなんですよ。うちのサポートは寛容にというのを心がけていて、お客様の言うことは正しいのでお客様の言い分になるべく沿う形で対応してきたんです。今まで一番すごかったのは、私は当時まだいなかったころの話ですが、ユーザーさんが朝早くに社長に会いに来たというのがあります

G:
会社にですか?

EC:
そうです。ここのオフィスになる前ですが、たまたま一番よく働いている宇佐美(代表)が早朝から会社にいて、そうしたらすごい剣幕で「ECナビ、このやろー」ってユーザーさんが乗り込んできたのです。宇佐美が徹夜明けで「ん?」って感じで対応を始めて、ずっとお客様のご対応をしていたら、そのうちすごく馴染んでいただき、最後には大ファンになって帰ってもらったというのは伝説に残ってますね。乗り込んできたんだけど、逆に好感持ってもらえた、ということで。

G:
なるほど、クレーマーが熱狂的ファンにかわってしまったんですね

EC:
そういうのが昔はあったようです

G:
すごいですね、なんだかカリスマを感じますね

EC:
一対一でその日の予定をずっとキャンセルして対応したらしいです。そうするとすごく満足度が上がったということで。

G:
なるほど。あと、こういう価格比較の同系統の他社などで聞くのは、いろんな商品を載せていますが、作っているところからクレームとか苦情とかは来ないんですか?こういう紹介は困るとか。

EC:
ほとんどそっちよりも、うちもECナビに載せて下さいというショップさんの方が多いですね。今はショップ登録ができるようになってきたんですが、ECナビの方でも選ばせて頂いています。

G:
最初ある時期まではECナビさんの方で集めていて、今もまだ営業みたいな形で集めているんですか?

EC:
うちは全てアフィリエイトサービスプロバイダと契約する形でショップ掲載を行っています。ショップさんが直接登録するモデルではやってきていないですね。カカクコムさんはショップさんが登録する形ですが、ECナビの場合は提携しているアフィリエイトサイトの情報をクロールで自動収集してきて掲載しています。楽天さんやライブドアショッピングさん、Yahoo!ショッピングさんのようなところと提携してそこの情報を頂いて、ECナビ上に表示します。
それから、スペックのついているパソコンとかデジカメとか、そういったアイテムの商品登録をするチームが別にあり、商品を検索したときにきちんとその商品に紐づいたショップが出てくるように、一つ一つ商品データを入力する作業も行っています。

G:
本当に技術ベースになっているんですね

EC:
そうなんです。テクノロジーでカバーするところと人力でやったほうがいい、やらなくてはいけないところを明確に分けてます

G:
ケースバイケースでやり方を変えているんですね

◆こんなユーザーの方に利用してもらいたいという想定している利用者層

G:
次はこんなユーザーの方に利用してもらいたい、想定利用者層というのはどういうのを考えているのでしょう?女性のユーザーが多いというのは聞いていますが、最初からある程度女性男性の比率は半々ぐらいで考えていたのでしょうか?

EC:
そうですね、半々ですね。年代も幅広いです。10代から40代までですね。たいていネットのショッピングですと20代から30代前半までが多いんですが。

G:
この30代というのは、前半と後半どちらが多いんですか

EC:
平均的ですね、「30代」という感じで。平均年齢35歳なので。

G:
変わってますね

EC:
一番購買率が高いのも30代ですね

G:
60代以上が3%もいるんですね、0.3なのかと思ってみたら。結構いるんですね。

EC:
書き込みとか見ても、例えばペットのところの口コミ情報とかは高齢の方が多いですよ。子育ても一段落、仕事も終わった、あとはセントバーナード飼って暮らす、みたいな。はじめて飼ったんだけどどうしてしつけたらいい?とかそういうのがあったりします。

G:
居住地域もやっぱり関東が多いんですね。

EC:
そうですね、ほとんどは東京です。30%は東京だと思います。人口が1200万人ですから。日本の人口の10%が東京に集まっていると考えるとやっぱり関東が一番多いです。その中でもECナビ経由で購買する人たちの75%が女性なんです。で、かつ30代なんです。働く女性とか、主婦がお米を買ったりとかっていうことで。あとやっぱりポイントという切り口で、ポイントを貯めたい人は女性の方が多いんじゃないかな、勘ですが。

G:
この商材の豊富さがこの女性の多さにつながっているんでしょうね

EC:
そうですね。今まではコンテンツのデザインも、女性をターゲットにして馴染みやすいものにしていたので、女性の方が入りやすいのかもしれません。

G:
社内のでデザイナーは男性と女性と、どのような比率ですか?

EC:
ほぼ男性ですね。例えば社内にほんとうにごっつい体格の格闘家がいるんですが、彼はものすごく繊細なデザインをします。確かコスメは彼だったんじゃないかな。
でもプロデューサーは女性なんですよ。で、デザインにおこすのは男性、と。こういう構成にして下さいとか、しっかりカバーなのか化粧持ち抜群なのかふんわりナチュラルなのか、そういう軸を設定するのは今年入った新卒の女の子がやってます。それに要望を受けてデザイナーと話し合い、こんな感じでどうですかとラフを作ってます。
今までやっぱり女性のユーザーさんが多かったのですが、最近ECナビ自体もデータベースを充実させてきまして。

G:
データベースというと?

EC:
商品データベースですね。2年前まではまだ登録されている商品の数が少なかったのです。カカクコムさんの場合はリアルに店舗がデータを登録するので商品データベースが充実されているんです。今ではECナビも、商品を検索したときに希望の商品をきちんと探せるようになりました。
あと、現時点では特にスペックのついたアイテムを検索する際には、初心者の方にも検索しやすいように「クイック検索」ができるようになっています。私などはあまりコンピュータに詳しくないので、いきなり詳細まで検索軸に入力できませんから。でも人によってはたとえばDVDレコーダーを検索するときに、「この端子がつなげないとダメ」という方もいらっしゃいます。なので、詳細に検索することもできるように「詳細検索」という細かい軸を設定できる検索窓口も設置しています。場合によっては他社のサイトよりも詳細検索ができるようになってます。

G:
詳細検索が使われている数とかはある程度把握しているんですか?

EC:
ちょっと調べてみないとわからないんですが、特にデジカメとかはよく使われていますね。それからDVDレコーダーですね、最近は。
あとですね、データを追ってみますとなかなか面白い傾向がありまして、女性は購買平均単価が月7000円から8000円あるわけです。

G:
結構いきますね、コスメ系があるからですか?

EC:
そうですね、コスメや食品系です。

G:
食品も結構高いものを買うといういことですか?

EC:
いや、合計ですね。いろいろとたくさん買うわけです。あと女性は広告に反応しやすいですね。

G:
そうなんですか?

EC:
衝動買いって女性の方が多いじゃないですか。例えば、ECナビポイントが9000もらえるとなると、じゃあ買っておこう、と。

G:
なるほど

EC:
買おうと思って来てないんですけれど買ってしまう、というイメージです。男性の場合は頻度は少ないんです。頻度は少ないんですが、高いものをポンと買うんです。10万とか5万とか。女性はそういうのはないですね。

G:
なるほど、男性は買い物頻度は低いけど平均額は高めである、と。あと、広告についてもクリックされやすい傾向とかがあるのでしょうか?ECナビさんでクリックされやすい広告とか。

EC:
そうですね。ECナビ内のどこに広告を設置するかなどにもよりますが、ユーザーからの反応が強い広告メニューはあります。

G:
ポイントは貯まったらすぐ使うという人が多いのですか?

EC:
ある程度貯めてからが多いですね。今5000ポイントごとに500円キャッシュバックなのですが、銀行経由で換金すると一回あたりのキャッシュバック手数料が50円なんです。ですからまとめて換金すれば手数料がその都度かからなくても済むのでお得になります。ECナビカードを作ると手数料が無料ですね。カードを作る人も結構いるんですが、イーバンク銀行などを持っている人だとそっちの方が便利なので利用されるわけです。

◆サイト閲覧・利用のコツ

G:
ユーザビリティとかが重要になってくると思うのですが、そのあたりはどうなっているのでしょうか?

EC:
商品を探す際に、「1.ショップベースで探すとき」「2.ポイントがいくら貯まるかで探すとき」「3.口コミ掲示板から探すとき」など人それぞれ探し方があると思います。ご利用されるご自身の目的にあわせてどこからでもほしい商品にたどり着けるようなサイトにすることを心がけています。
もう一個は直接商品名を入れて検索もできますが、いろんなものを見たいときには、ぜひほしいカテゴリの商品のトップページを見ていただきたいです。
また、ウインドーショッピングみたいに楽しんでもらえる部分を持っているというのがECナビのショッピングの特徴でもあります。
例えばインテリア関係だと色別、素材別で選ぶこともできますし、あとはイメージ別で選ぶこともできます。自分の部屋のイメージがシンプルなのかレトロなのか和風なのか、という切り口で選べたり。視覚で楽しんでもらえる、という感じです。
また、商品の特性に合わせて選ぶ検索口を付けているのが一つの特徴ですね。コスメも、商品銘柄を直接検索される方もいると思うんですが、見ていてどれが自分に合うのかわからない人もいらっしゃると思うので、そういう方向けにも作ってます。
あとシーフードとかですと、季節でおいしいカレンダー別に出ていたりとか、今だともどりガツオとか、話題の花咲ガニとか。あとマタニティとかベビー商品も人気が高いですね。赤ちゃんお祝いカレンダー、赤ちゃんの祭事イベントごとにどんなプレゼントを贈ればよいかという切り口で選べたりとか。

G:
かなり構成がしっかりしてますね

EC:
編集要員も専門の人を入れています。あとは、今は健康志向な人が増えているので、ダイエットサプリメントがすごく人気です。ECナビスタイルということで、特集なんですが、各カテゴリを選ぶと特集のコンテンツが雑誌風に表示されます。コンテンツを読んで楽しんで頂くのも使い方のコツといえばコツですね。

G:
価格比較サイトというよりもコンテンツサイトに近い雰囲気がありますね。単純にデータを並べてますというよりも、ポータルサイトっぽい雰囲気で。

EC:
そうですね、ショッピングポータルをめざしてます

G:
デパートっぽい感じですか?

EC:
そうですね。デパートよりもさらに一歩消費者に近い位置づけになります。デパートも選べるというのがショッピングポータルのイメージですね。あとは海外の人が見ても面白いね、って注目されるようなサイトを目指してます。

G:
外国ということは英語版を作る予定があるのですか?

EC:
将来的にはそういうところにも入っていきたいなと。今は計画立てていませんけれども。やっぱりECナビって言われたら「ああ、あのECナビね」と言われるような感じにはしたいです。
お客様に最高のショッピング体験をして頂く、ECナビに来れば商品が買える、商品の比較ができるというだけでなくて、欲しい商品がぴたりと探せる、欲しかった付加情報も得られる、ショッピングに必要な全ての情報がECナビに来れば集まっている…そういう感じを目指しています。

G:
一種のブランドコンテンツですね

EC:
「なに?ECナビ使ってないの?」と言われるようなサイトになろうと思ってます(笑)
我々の位置というのは消費者の方に一番近いところなんです。モールとかデパートのもっと前なんです。その入り口でECナビで探してもらって、価格の比較もできるし、ショップの比較も出来るし、さらにポイントまでたまる。もっとも賢いショッピングが出来るわけです。

◆こんなシステムで運営してます

G:
システムはラボがあるぐらいなのでかなり力を入れているようなのですが、どんな感じでしょうか?

EC:
システムに関してですが、サーバの規模は言えませんが、結構投資しています。月間でPVが3億2000万PVですね。月間の利用者数は210万人です。
商品点数はちょうど昨日の夜で500万点に届いたのですが、それもシステムにはちゃんと投資をして実現しました。今後は商品をただ増やすだけではなくお客様がほしい商品をECナビ側で選別して掲載していく予定です。

G:
負荷が大きくなってもサーバの台数を増やせばどうとでもなる方式なんですか?

EC:
商用で使っている方はそういう風になっていますが、細かいチューニングはもちろん必要です。
商用のサーバは全部データセンターに入れて特別な体制で運用してます。

G:
外向けですね。

EC:
はい。社内用は社内にサーバルームがあるのでそちらで管理しています。もちろん、プライバシーマークも2001年から取得し、現時点では2回目の更新が完了しました。プライバシーマークの基準に則ってシステム構成を考えています。ですから、プライバシー関連の情報を守るセキュリティ管理はかなり堅牢に作っていますね。

G:
どちらかというとコストを削減するよりもセキュリティを重視しているわけですか?

EC:
そこはめちゃめちゃコストかけてます

G:
コストよりもセキュリティの質実剛健派なんですね

EC:
いかにユーザさんが安心して使えるかというところをコンセプトに作ってます。もちろん、システムが簡単に落ちないようにも作っています。
当社はシステムに対する投資は惜しんでいないですね。毎回予算の申請を見るたびにうちのCFOがなにっ!このライセンスは更新しないといけないのか!こんなにかかるの?と大騒ぎしています(苦笑)しかし、適切であればきちんと投資するのがECナビの環境です。

G:
システム開発をやっているところからすれば予算が出る環境と。

EC:
出る環境にありますね。

G:
予算が出ないから泣く泣く別の方法を取らざるを得ないとかではなく、やらざるを得ないんだったら…

EC:
出します

G:
なるほど、ラボとか作って人が集まるのもわかりますね、そういう環境だったら。

EC:
そうですね、転職してきた方が言うのは前の環境と比べて……えーっと、その方は以前の環境よりは、ECナビの環境のほうが心地良いって言ってますね。
ホワイトボードとかにディスプレイふたつ欲しいとか書いてあって、必要だって言うのがあれば、それなら増やした方が開発速度が上がるなら、とそのあたりは重視してます。

◆今後の方針

G:
あと、今後の方針というのはどんなのを考えているんでしょう

EC:
ECナビ自体はよりショッピングのポータルとして認知されるように、中身を含めてやっていく時期に突入してきています。ECナビの強みであるポイントも、もっと流通量を増やすことにも力を入れていくつもりです。
ECナビポイントというのが累計15億ほどキャッシュバックされているということで、かなり額が大きくなっていて、ユーザーさんからも要望を頂いているので、うちもビジネスとしてどう伸ばしていくのかというところを探していきます。
ショッピングとポイントは切り離せなくなってきていますよね。ポイントを見たときにECナビこんなに流通しているのかと感じます。これからもユーザー様に喜んでいただけるようなサービスを展開していく予定です。消費者主導の世の中を先頭をきって創りあげていきたいと考えております。


次回、「最新ニュースを次々と送り出す「livedoor ニュース」に行ってきました」…乞うご期待。

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in インタビュー, Posted by darkhorse

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