レビュー

MRTGよりお手軽に負荷やトラフィックをグラフ化できる「Munin」


Perlで書かれており、RRD Toolと連携して、サーバに関するあらゆる情報をグラフ化し、HTMLを作ってくれます。MRTGよりも圧倒的にインストールも設定も簡単。グラフ化する対象はプラグインで簡単に拡張可能。

グラフ化できるのは、初期状態でディスク使用量・MySQL・IOstat・トラフィック・プロセス数・VMstat・CPU温度・CPU使用率・ロードアベレージ・メモリ使用率・スワップ・Netstat・HDD温度など。プラグインを追加することでさらにApacheのロードタイム・メールキュー・Asterisk・NFSクライアント・BIND・ColdFusion・DNSキャッシュ・MySQLの各種数値・PostgreSQL・印刷キュー・ProFTP・Qmail・電圧・S.M.A.R.T.・SpamAssassin・Tomcat・Tor・Windows Server・VMware・Xenなどの情報もグラフ化できます。

実際の利用方法や例などは以下の通り。
Munin - Trac
http://munin.projects.linpro.no/

実例
http://munin.ping.uio.no/

ノードとサーバにわかれており、各ノードの情報をサーバで一括してグラフ化することもできます。今回はとりあえずノードもサーバも同じパソコンにインストールする場合。

・Debian系の場合

apt-get install munin munin-node


・RPMが使える場合
MuninのSourceforgeから適したRPMをダウンロード。RHEL3の場合は

rpm -ivh munin-node-1.2.4-5rhel3.noarch.rpm


GIGAZINEの場合、まずmunin-node-1.2.4-8rhel3.rpmをインストールしようとしたが、依存関係でエラーが出たため、sysstat-5.0.5-11.rhel3.rpmとperl-Net-Server-0.90-1.1.el3.rf.rpmをインストール。それからmunin-node-1.2.4-8rhel3.rpmのインストールに成功。

次にmunin-1.2.4-8rhel3.rpmをインストールしようとするがまたしても依存関係でうまくいかず、rrdtool-1.0.50-1.1.el3.rf.rpm、perl-HTML-Template-2.7-1.1.el3.rf.rpm、perl-rrdtool-1.0.50-3.el3.rf.rpmをインストール後、munin-1.2.4-8rhel3.rpmのインストールに成功。このあたりはDebianだと簡単そう。

次に設定ファイルとして

/etc/munin/munin.conf


を開き、「htmldir」の後ろにHTMLファイルとグラフ画像を出力したい場所を入れます。デフォルトの出力場所は「/var/www/html/munin/」です。さらに

chown munin:munin /var/www/html/munin/


としてユーザーとグループを変えておきます。最後に

/etc/init.d/munin-node restart


とすれば準備完了。5分ごとにMuninがCronで動き、グラフを描いてくれます。

APTやRPM以外の場合でもmakeしてインストール可能なようにtgz形式で置いてあります。その場合は以下のサイトが参考になります。

気まぐれSE日記

プラグインは下記の場所から入手できます。

PluginCat - Munin - Trac

各種ドキュメントはこちら。

Documentation - Munin - Trac

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