気持ちを光で表現する「言花(KOTOHANA)」
言花は人と人の気持ちを光で伝えることができるフィーリング・コミュニケーターだそうです。3月9日から15日までドイツのハノーバーで開催される世界最大のIT見本市「CeBIT」(国際情報通信技術見本市)に出展されるとのこと。
詳細は以下の通り。
気持ちを光で表現する「言花(KOTOHANA)」を共同開発(2006年3月3日): プレスリリース | NEC
日本電気株式会社(以下NEC、代表者:金杉明信、本社:東京都港区)、株式会社NECデザイン(以下NECデザイン、代表者:大矢 寿雄、本社:東京都品川区)ならびに日本SGI株式会社(以下日本SGI、代表者:和泉法夫、本社:東京都渋谷区)の3社は、人と人との気持ちを光で伝え合うフィーリング・コミュニケーター「言花(KOTOHANA)」を共同開発いたしました。
NECは同モデルを3月9日から15日まで独ハノーバー市で開催される世界最大のIT見本市「CeBIT」(国際情報通信技術見本市)に出展いたします。
人と人との気持ちを光で伝え合うという意味がよくわからない……
「言花(KOTOHANA)」は、LED(発光ダイオード)を組込んだ花型の端末が、話し手の感情を光の色で表現します。
例えば、その周囲にいる人が「楽しさ」を感じていたら「黄色」、「興奮」を感じていたら「赤色」というように、話者の感情に応じて様々な色で反応し、人と人の対話をより楽しく演出します。
端末同士は、無線LAN等により接続されることを想定しており、離れたところでも話者の気持ちを知ることができます。
不快な感情の場合には明かりがつかないわけですかね……とっても気まずい空間の形成を(略)
「言花(KOTOHANA)」は、部屋のインテリアとして生活空間に飾り、気持ちを共有する空間を演出することも可能です。
また携帯端末などにこの機能を組み込むことにより、相手の感情やフィーリングをさりげなく知るという、新しいコミュニケーションを生み出す可能性を持っています。
携帯電話のバック部分が光るわけですかね。
外で通話しているとその会話のおおざっぱな内容が色によって筒抜けに?!
詳細な仕組みはこんな感じらしい。
花の形をした2つの端末がセットになっており、端末に組込まれたマイクを通して入力された音声を、「ST」が解析します。
「ST」は、発話のリズムから、「喜び」、「哀しみ」、「平常」、「興奮」という感情を検出し、その結果を花の部分に取り付けられたLEDにフィードバックし、「喜び→黄色」、「哀しみ→青」、「平常→緑」、「興奮→赤」というようにやわらかな光の色の変化で表現します。
話者の感情が平常から興奮に変化すると、その過程を色のグラデーションで表現したり、興奮度が弱から強に変わった場合、その変化を光の強弱で表現したりします。
合コンとかお見合いで使うととても恥ずかしい思いをしそうで楽しそう。これはコンセプトモデルらしいのですが、実際の製品版が出るとしてどれぐらいのお値段なんでしょうかね。やっぱりUSB接続なんだろうか?
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