新しいブログツール「Project comet」(仮名)を日本でも提供予定
この「Project comet」というのは今までのような一般多数向けに公開するブログではなく、知り合いに公開することを目的としたもっとパーソナルなものになるらしい。そもそもの発端は昨年9月まで遡ります。
詳細は以下から。
ITmedia エンタープライズ:米Six Apart、2006年にメディア統合ブログ「Project Comet」発表へ
米Six Apart、プライバシーを重視するブログツール「Project Comet」計画
Six ApartのMena Trott共同創業者兼社長は、自分自身の母親がなぜブログを使おうとしないか
について3つの理由を挙げた。
まず母親は自分では何も書くことがないと思っていること、
そして書いたことを世界中に見られたくないこと、
ブログを書く時間がないということだ。
しかし現実はというと、彼女は娘であるTrott社長に頻繁にメールや電話をよこしており、
実際、家族についてなら書くことは山ほどあるのだということを指摘した。
何気ない言葉ではあるが、確かに現実的ではある。というか、通常の人はわざわざネットに発信するような情報源を持たないし、また、話題も乏しい。だから万人がジャーナリズムというのは気の狂った幻想でしかないと。やはり日記の延長線上という使い方の法が現実路線と言うことです。
こうした人々にもブログを使用してもらうために、Project Cometでは
プライバシー機能を重視した。
これにはパスワードによる保護機能だけでなく、ブログのどの部分を誰に対して公開するかを
指定できる。
文章の一部分や画像、動画をある特定の人にだけ隠すなどといったことが可能となる。
はっきり言うと、mixiみたいなSNSっぽい。が、開発元のSix ApartではSNSではないと断言。
ITmedia News:Six Apart、“SNS日記的”ブログツールを国内でも提供へ
Project cometは、小規模コミュニティ向けのブログツール。日記を付ける機能や、
画像や楽曲などリッチコンテンツをアップロードする機能を備え、
日本の SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のように、
日記の公開範囲を限定できる。
ただし「見知らぬ人と出会うためではなく、知り合いとコミュニケーションするサービス」
(ミナ社長)なため、SNSではないとしている。
cometは米国では「近々公開」(ミナ社長)し、その後日本でも公開するという。
もっと範囲の狭いSNSだと思えばいいのかな…?というか、自分の知り合い以外見ていないという確信をなぜか持っている人が非常に多いという現実が全く変わっていないのはどういうことなのか、そっちの方が気になる…。
たとえば掲示板などで学校という大きなくくりで運営されているとすると、そこを見ているのはその学校の生徒だけ、あるいは関係者だけ、というような意識の仕方をするだけならまだしも、「ここを知っている自分と友達しか、ここを見ていない」というような信じられない認識をしているケースが想像以上に多いことがなんとなく判明。
見えないものを想像して意識する能力の欠如か?新しいブログツール「Project comet」はそういう人間向けのサービスなのだろうか?
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