SNSの現実版「ソーシャルアパートメント」に泊まってみました
以前に「スラッシュドット ジャパン | SNS+アパート=ソーシャルアパートメント」などでも話題になっていたソーシャルアパートメントという、いわばゲストハウス的な物件について、「ゲストハウス・ガイドブックひつじ不動産」から「東京に来ることがあれば実際に利用してみませんか」というお誘いがあったので実際にどんなモノなのだろうか?ということで泊まってみました。こういうゲストハウス的な物件に興味はあるが、実際の住み心地や設備はどのようなものなのだろうか?と疑問に思っている人や、東京に出てきて隣は何をする人ぞ状態で孤独に暮らしており、ゆるい人間的つながりが欲しいと思っている人には参考になるのではないかと。
というわけで、実際の写真とムービーを交えたお泊まりレビューです。
今回、ひつじ不動産から紹介してもらった物件はこちら。
ソーシャルアパートメント読売ランド
もともとはバブル期に大量に建設された某会社の社員寮として建てられたものの、そのまま持て余してしまい、どうしようもなかったものを大改装して完成したのがこの物件。不動産再生を手掛ける株式会社リビタと株式会社グローバルエージェンツの共同事業として立上げた物件で、あらゆるところに手を入れているため、基本となるベース以外は完全に別物となっており、「ここはもともとこんなのだったんですよー」と言われるまではまったく気づかないどころか見当も付かないレベル。正直、いろいろな物件を見たことがあるのですが、ここまで徹底的に住人の視点で作り込んである物件は珍しいです。
外見はこんな感じで普通の物件、どこにでもよくあるような新築
これは1階部分。各フロアごとに色分けがされている。
これは2階
3階はこうなってる
入り口を入ったところ。左にあるドアの内側はシアタールーム。
シアタールームの中はこんな感じで個室。
好きな映画を見ることができます
中はこんな感じになってます
靴はここに入れます
こんな感じ、結構広いのでたいていの靴は入るかと。
トレーニング機器がいっぱい。
天井は非常に高い。なぜかというと、ここはもともと社員寮のガス設備が入っていた場所。このソーシャルアパートメントに改装するにあたってオール電化にしたため、これだけのスペースが空き、こういう部屋になったという次第。
大体こんな雰囲気です
共用の洗濯機と乾燥機。写真に写っていない部分にも大量にあります。乾燥機があるのは便利かも。
これは共用のシャワースペース。こういう共用のスペースはちゃんと掃除担当の人員が雇われており、いつもきれいに保たれています。
実際には入り口から入るとこういう感じでいくつもシャワースペースがあるという構造です。ちゃんと内側から鍵もかかります。
これが部屋の中。入り口の左右には最初からクローゼットなどの収納スペースがあるので、別途収納用のタンスなどを買う必要がほとんど無いので助かる。ウィークリーマンションっぽい。
この机といすは最初から設置されています
冷蔵庫も最初からあります。共用スペースにも大きな冷蔵庫があり、個人的に部屋で飲みたいものや食べたいものだけを入れておけばOKなので、このサイズで問題ない。
ベッドも最初から完備。あとはふとんとシーツと枕があればそれで眠れる。
エアコンとカーテンも最初から設置済みなので便利。特にカーテンは物件によって窓の大きさなどが結構バラバラで使い回しできない場合が多く、こういうのは便利
カギはカードキー方式
これがカードキー
部屋全体の雰囲気はこんな感じです
実際に布団を敷いてみるとこうなる
というわけで、今回泊まってみるに当たって配置などを動かしてみた
共用スペースはこんな感じ、パソコンもあります。もちろんネット利用可能。
いろいろできるテーブルといすのセット
共用スペースはこんな感じで使われてました
こんな感じでコミュニケーションの場があるのが特徴
電子レンジやポット、お皿やコップ等々、いろいろ用意されています。これらは全部、無印ブランドで統一されているそうで。
台所はオール電化してあるため、IHで加熱する方式
冷蔵庫も自由に使えます
みんなで使えるようになっているので、冷蔵庫は2台あります
ビリヤード台もある
カウンターから見るとこうなっている
逆側から見たところ
さらに奥にはこういう談話スペースも
なお、部屋によって壁の色は違う
廊下の壁部分でへこんでいる箇所があり、そこになぜかこういうものも置いてある
別の部屋にもこういう機器がある
また、もっと広い部屋もあります
広い部屋にも同じくこういう設備が付いてます。また、入り口にかなり広い倉庫っぽい物置部屋も別にあります
この部屋はまた壁の色が違う。なお、各部屋には光ファイバーがちゃんと引いてありますので、すぐにネットができます
つまり、一定のプライバシーを確保しつつ、交流も楽しめるというのがウリ。敷金や礼金も不要で、基本的な生活設備は共同使用だが、常に誰かがいるため、安全という面では一人で暮らすよりもはるかに安心。ルームシェアと違って共同設備などは運営事業者が管理するので楽。また、最初からかなりいろいろと設備がそろっているので入居・退居も簡単。
実際のところ、入居者は男性が多いのかと思いきや、全体的に見るとひつじ不動産ユーザーの統計比率では、男女比はほぼ7:3で女性の比率が圧倒的に多いという結果だそうで。20代~30代の独身女性が入居するケースが非常に多いとのこと。また、今回のソーシャルアパートメントの場合は男女比は6:4。
というわけで、都心などで生活せざるを得ないが、一人暮らしにはちょっと不安が……とか思っている人には最適ではないかと。私が東京にいた頃にはこんなのがなかったのですが、最近はいろいろと変わりましたね……時代の流れを感じます。
なお、今回のソーシャルアパートメントも含め、いわゆるゲストハウスはあくまでも住居であり、通常は短期の宿泊利用(今回のGIGAZINEの取材みたいな一泊二日とか)はできないので、要注意。詳細なデータは以下のページにて紹介されています。
[東京]読売ランド前駅のゲストハウス「ソーシャルアパートメント読売ランド」(株式会社グローバルエージェンツ) -ゲストハウス・ガイドブックひつじ不動産
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