手袋をつけたまま5本指でスマホやタブレットを操作できる「momiji gloves」
寒い冬の外出には欠かせない手袋ですが、一度はめてしまうとスマホやタブレットの操作がほとんどできなくなるのが困りもの。タッチパネルの多くは「静電容量方式」と呼ばれる薄い膜の上で起こる電気的な変化を読み取って反応しており、指かそれに近い導電性をもつものでしか操作ができません。そのため、通勤や散歩の途中にスマホでちょっと電話をしたい、という場合でもいちいち手袋をはずす手間が必要でした。
ところが、指とほぼ同じようにタッチパネルが反応する銀メッキを施した「導電糸」を織り込んだ「momiji gloves」なら手袋をはめたまま操作が可能。手袋全体に「導電糸」が使われており、5本指でのタッチ操作ができるのも魅力です。
今期の手袋のデザインは3種類ありますが、パッケージは全て共通。紙製で「momiji gloves」のロゴが右端に入っています。
まずは薄型の「touch early」(税込み2300円)。サイズはSとMで、カラーはブラック、チョコレート、ペザントブルー、エンジ、トリントングリーンの5色があります。
ブラックのMを着用してみました。モデルは身長175センチの男性で、手の大きさはごく平均的です。
指先はこんな感じ。全体の5パーセントに「導電糸」が使われているそうです。
次は滑り止めが付いている「touch grip」(税込み2800円)。こちらも、サイズはSとMで5色のカラバリがあります。
手のひら側には軍手でよくあるゴム製のボツボツが付いています。よく見るともみじの葉っぱの形に並んでいるのがオシャレ。
滑り止めのサイズは大と小があり、タッチ操作の妨げにならないように指先には付いていません。
「iPhone 4」を持ってみました。滑り止めがしっかりと効いて、安定して握ることができます。
最後にやや厚めの「touch 2011」(税込み2500円)。こちらもサイズはSとMで5色のカラバリがあるのは同じ。「touch early」より少しだけ肉厚のつくりになっています。
実際に付けてみても厚さの違いはほとんどわからず、フィット感もあまり違いませんでした。
iPadの操作はスムーズ。タッチパネルが5本指全てに反応するので、QWERTY配列のソフトウェアキーボードを使った入力も可能。
もちろん2本指を使った拡大、縮小もできます。
「Xperia acro」でも反応は良好。
ノートPCのタッチパッドも操作できました。
こんなことはしないと思いますが、手袋全体に「導電糸」が使われているので拳の下の部分でもパネルを反応させられます。
タッチパネルの操作感に関しては、3つのモデルの間に差はありませんでした。
また、実際に手にはめて編集部の周りを5分ほど歩いてみたところ保温性はそれほど高くなく、寒さを和らげてくれる程度。歩いているだけでも風が吹くとひんやりとした空気を手に感じるので自転車やバイクでの使用はかなり厳しいはず。綿とアクリルの糸を編んだものなので、中綿入りのモデルのような暖かさは期待できません。
風のない日の日中に使う位がちょうど良さそうなので、散歩や外回りの営業などの際にスグに電話やメールを使いたいけど手袋は手放せない、という人向けです。
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