レビュー

iPhoneなどのタッチパネルを自由自在に操れる手袋「momiji gloves touch」試着レビュー


毎日冷え込みが続くこの季節、外出の際には手袋が欠かせないという人も少なくないのではと思います。外出先では電車の乗り換えを調べたり、地図やメールをチェックするなど、iPhoneを始めとしたタッチパネル対応のスマートフォンを頻繁に使用する機会がありますが、一般的な手袋ではタッチパネルの反応が良くないので、その度に手袋を外してから操作をしなければなりません。そういった問題点を解消した手袋が「momiji gloves touch」です。

開発者自身がiPadとiPhoneを使用しているのでユーザー視点から不満点を見つめ、綿製の軍手手袋を長年製造してきたというメーカーの技術を使って開発したとのこと。手のひら部分に導電糸を編みこんであるのでスムーズなマルチタッチ操作が可能で、フィット感を持たせるために伸縮性のある素材で裏面を加工してあるそうです。


実際にいろいろな操作を試してみた様子は以下から。「touch」スマートフォン対応手袋|momiji gloves

「momiji gloves touch」はこんな厚紙に入っています。紅葉が全体にあしらわれたデザインです。


正面から見るとこんな感じ。


開封するには裏面にある「OPEN」からビリビリと右へ引っ張ります。


注意事項としては主に「タッチパネル保護シートで反応が悪くなる場合があること」と「この手袋をしたまま電気作業を行ってはいけない点」などがあるようです。


日本製で、原料は綿90%・ナイロン5%・導電糸5%とのこと。


開封しました。


これが「momiji gloves touch ストーングレー Sサイズ」2500円。


こちらは色違いの「オリーブグレー Mサイズ」です。


ワンポイントの刺しゅうは「momiji」とあしらわれています。


手首の辺りはこんな感じ。


指先です。


成人男性がはめてみるとこんな風。非常にフィット感が良く、Mサイズでピッタリでした。


一方、Sサイズの方を試してみると、手が通らないということは無いのですが、ちょっと窮屈な印象です。基本的には男性ならMサイズ、女性ならSサイズと考えていいのではないでしょうか。


自前の軍手と比較してみた

こちらが自前の軍手。自衛隊の広報センターで購入した物で、かなり使用感があります。


まずは文字の入力から試してみます。軍手の場合はこんな感じ。


意外とタッチに反応してくれますが、「が」を入力する時に無反応でした。続いて「momiji gloves touch」で試してみます。


指に良くフィットするためなのか、普段素手で入力しているときと大差ない印象でした。次に、ピンチ操作を試すためにGoogle Earthを使ってみます。最も引いた画面である宇宙から日本、世田谷区役所まで素早く到達できるかのテストです。最初は軍手からスタート。


時たま、ピンチ操作をしているのに左右に飛んでいってしまう場面がありました。続いて「momiji gloves touch」で試します。


あまりにもスムーズに操作が行えるので、アプリ側の読み込みが間に合わずに「世田谷」の目印を見逃してしまいました。かなり正確な操作が可能なようです。

最後は細かな操作が必要とされる格闘ゲーム、「ストリートファイター2」にチャレンジします。まずは軍手から。


必殺技がなかなか出せず、しかも右方向への移動が上手にできないという事態に。かなりストレスがたまるので、まともにプレイできるとは言えません。それでは「momiji gloves touch」の場合はどうでしょう。


必殺技が自在に扱えるので驚きました。キャラクターを望み通りに動かすことが可能になるので、ゲームのおもしろさが段違いに上がった印象です。

総評としては、自衛隊の軍手に比べるとフィット感が素晴らしいので問題無く目的の場所を楽に、正確にタッチすることができました。肝心要の「タッチの反応」は文句が付かないレベルと言っていいのではないでしょうか。また、一般的な軍手よりもフィット感のためなのか暖かさがあります。わざわざ手袋をするのだから、肝心の暖かさがなければ意味がありません。手袋としての基本的な機能を満たしている所も好感触です。寒風吹きすさぶ外出先でもタッチパネルを多用する生活をしている人であれば、購入を検討してみてもいいかもしれません。

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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