「マチ★アソビール」完成記念イベントで中村繪里子＆山下七海＆江原裕理らが乾杯、すだち植樹から6年でビールが誕生

2023年9月に徳島県神山町で行われたマチ★アソビール収穫祭において収穫されたすだちを用いた「マチ★アソビール」が完成し、マチ★アソビ vol.27で完成記念イベントが開催されました。

イベントには「なかむらすだちむら(マチ★アソビ農園)」村長でとくしまアニメ大使の中村繪里子さん、2017年の植樹に同行していた江原裕理さん、徳島出身の山下七海さんが登場。集まった参加者とともに、完成したマチ★アソビールを堪能しました。

マチ★アソビール　完成記念イベント
https://www.machiasobi.com/events/machiasobi_v27/m27_machi-beer_fin.html

会場となったのは徳島市にある春日神社に隣接する春日会館。マチ★アソビのイベント会場としてはかなり珍しい場所です。

会場には「マチ★アソビール収穫祭」で用いられたプレート、植樹に用いられたスコップなどが展示されていました。

イベントの進行は山下七海さんと江原裕理さんが担当。2人は2022年、「マチ★アソビール」の企画発表にも参加していましたが、1年後にまさかもう完成することになるとは思っていなかったと驚いた様子でした。

そして、その「マチ★アソビール」のもとになったすだち植樹から数えると6年も関わっていることになるとくしまアニメ大使・中村繪里子さんが呼び込まれて、いよいよイベントが本格的にスタート。

発端である6年前の「すだち植樹」から振り返っていく3人。企画が始まったときには、今回のようにビールの原料にすることを目指していたわけではありませんでした。なお、植樹する中村さんの写真は中村さん自身すら見たことがなかったというもので、江原さんが撮影していたものを掘り起こしてくれたそうです。

2023年9月に行われたのが「マチ★アソビール収穫祭」で、実に180kgのすだちを収穫しました。徳島出身の山下さんのもとには親戚や友人からすだちが送られてくるのですが、2022年は不作だったという話を聞いていたため、こうして大量のすだちが収穫できたのを聞き安心したとのこと。

収穫祭の様子や、「そもそも、なぜすだち植樹？」という流れについては以下の記事を参考にしてください。

「マチ★アソビール」作りに向けてとくしまアニメ大使・中村繪里子が自ら植樹したすだちを収穫するため神山町に赴いた「マチ★アソビール収穫祭」レポート - GIGAZINE

こうして収穫されたすだちを使ったのが「マチ★アソビール」。製作は徳島県上勝町のブリュワリー・RISE & WIN Brewing Co.が担当しており、ラベルはRISE & WIN Brewing Co.による8種類の候補から中村さんが選んだものが使われています。

イベントでは、惜しくも選ばれなかった他の7種類がどういうデザインだったのか、なぜ今のデザインが選ばれたのかを中村さんが詳しく説明してくれました。なお、選択されたデザインは下段左から2番目のもので、イラストのテイストのほかに「すだち」と文字が入って、すだちが主役であるとはっきり示されたものだったのが選考理由だったとのこと。

このあと、乾杯のために全参加者に対して「江原さんがグラスを渡し、中村さんがビールを注ぎ、山下さんが見送る」という、どこかのカマイタチの伝承のようなことが行われました。なお、写真手前の参加者の方が着用しているのはマチ★アソビール収穫祭参加者に配られたオリジナルデザインのTシャツです。

全参加者にビールが行き渡ったあと、江原さんにビールをつぐ中村さん。

さらに、山下さんにも。

お返しと、山下さんと江原さんの2人にビールを注いでもらう中村さん。

そして全員で乾杯して、マチ★アソビールを味わっていました。

マチ★アソビールは、すだちらしい柑橘のさわやかな香りがありつつ、すっと軽い口あたりで飲みやすい仕上がりのビールで、会場のあちこちから「うまい」という感想が漏れていました。

実際のボトルやラベルデザインはこんな感じ。

原材料は麦芽、ホップ、すだち果皮。

2017年に誕生したマチ★アソビ農園のすだちを使い作られたという説明があります。

ラベルデザインのオリジナルステッカー付き。

なお、マチ★アソビールはufotable CINEMA、ufotable cafe TO GO、パラソルショップや徳島市内の一部店舗およびRISE & WIN Brewing Co.のオンラインストアで販売されていますが、生産数量が800本限定のため、すでにオンライン分や徳島駅前・アミコビル東館にあるエルムンド徳島店では完売していました。

マチ★アソビ農園では引き続きすだちが育てられているので、来年もスダチクワやマチ★アソビール、そしてさらなる新たな品が出てくるかもしれません。