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「2023年発売予定のiPhone 15ではLightningが廃止されUSB-Cに置き換わる」とアナリストが予想


天風国際証券のアナリストでApple製品の予想で知られるミンチー・クオ氏が、2023年に登場予定のiPhone 15で、Lightningコネクタを廃止してUSB Type-C(USB-C)コネクタを採用すると述べています。


Kuo: iPhone 15 to Switch From Lightning to USB-C in 2023 - MacRumors
https://www.macrumors.com/2022/05/11/iphone-15-ditch-lightning-for-usb-c/?scrolla=5eb6d68b7fedc32c19ef33b4

Appleが独自に開発したコネクタ規格であるLightningは2012年に登場したiPhone 5からApple製品に採用されています。LightningはUSB 2.0に準拠した設計となっているため、データ転送速度は480Mbpsが上限となります。技術の進歩によって取り扱うデータ量が日々増加の傾向にあるため、写真や映像の編集も可能なiPad ProiPad AiriPad miniはより最大転送速度の大きいUSB-Cコネクタに切り替わりましたが、iPhoneは記事作成時点でもLightningコネクタを採用し続けています。

そこで、iPhoneのコネクタもUSB4準拠で最大転送速度40GbpsのThunderbolt 4に対応したUSB-Cに置き換えるべきだと以前から指摘されていました。クオ氏も2017年に「iPhoneからLightningコネクタが廃止されてOLEDディスプレイが採用される」と予想していましたが、OLEDディスプレイの採用は実現したものの、Lightningはいまだに廃止されていません。

次期iPhone(iPhone 8)はLightningコネクタ廃止でUSB Type-Cと曲面ディスプレイ採用か - GIGAZINE

By frankieleon

「iPhoneもUSB-Cに切り替えるべき」という声を受けて、EUでは「USB-Cをスマートフォンの標準規格にする」案を法制化する動きが進んでいます。欧州議会がこの法案に合意した場合、AppleはUSB-C搭載のEUモデルiPhoneを生産するか、あるいはiPhoneすべてをUSB-C搭載に切り替える必要があります。

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クオ氏は「iPhoneのUSB-Cポート採用によって、Appleのエコシステムに関わる既存のUSB-C関連のICコントローラーやコネクターのサプライヤーに膨大な発注が行われます。そのため、USB-C関連のサプライヤーが今後1~2年で市場の焦点となることが予想されます」と述べています。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by log1i_yk

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