メモ

歯が黄色いのは不健康なのか? キレイな白い歯にする専門家オススメの方法とは?


歯は白いほうが爽やかで健康的だと言われがちですが、歯に色がついてるからといって汚れているとは限らないとも言われています。科学系メディアのLive Scienceが歯の色にまつわる疑問について、歯の色と健康状態の関係や、白い歯を実現するための専門家のアドバイスをまとめています。

Are teeth naturally yellow? | Live Science
https://www.livescience.com/are-teeth-naturally-yellow

そもそも歯は、3つの層から構成されています。一番外側のエナメル質は人体で最も堅い物質と言われ、その中に象牙層の中層、最も内側が歯髄(しずい)という神経部分になります。この内、歯の色に影響しているのは中間層の象牙質で、象牙質は淡黄色やこはく色をしているため、透明に近いエナメル質が透過して象牙質の色を映しています。そのため、エナメル質が分厚い場合は黄色っぽい象牙質の色が透過されず歯が黄色く見えにくい、という仕組みになっています。


オーラルケア用品専門企業のMyMouthに所属する歯科医師のサミート・ヒンドチャ氏によると「エナメル質や象牙質の厚さや色は人それぞれ特徴があるもので、それによって差異が生まれる歯の色も、それぞれ異なっているのが正常です」とのこと。幼児期には歯が白いが加齢に従って黄色くなるというのも、「乳児の歯はエナメル質が厚いから象牙質の黄色が隠れているだけです」と説明しています。

したがって黄色い歯を持つことは自然であり、黄色い歯が口内の健康状態の悪さを示しているわけではありません。ただし、エナメル質が弱くなって歯が欠けやすい状態の可能性はあるほか、口にするもので染色されている場合もあります。以下の記事によると最も歯の着色に影響があるのは赤ワインとされますが、これも同様にワインで色が付いたとしても健康状態に問題があるわけではないとのこと。

人は本当に「白い歯」であることにこだわらなければならないのか? - GIGAZINE


しかし、黄色い歯が健康に問題ないとしても、やはり「白くキレイな歯」というのは自信につながるもの。そのために歯磨きやデンタルフロスを適切に行うことをヒンドチャ氏は推奨。そのほかにも、うがい薬やホワイトニング用の歯磨き粉、活性炭を使った歯磨き粉もオススメとのことです。

積極的なアプローチであるものの安全性が懸念される歯のホワイトニング治療については、ロンドンで歯科医院を開くサファ・アンナハル氏は「歯科医が処方する限り、歯のホワイトニングは安全です」と説明しています。ただし、ホワイトニングの注意点として、詰め物や差し歯の色は変えないため、見た目を意識するならそれらも差し替える必要がある他、医師に処方されたもの以外のホワイトニング製品を用いると、歯に損傷を引き起こすリスクがあるとサファ氏は述べています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
人は本当に「白い歯」であることにこだわらなければならないのか? - GIGAZINE

「氷をかみ砕くのはNG」と専門家、虫歯のリスクが増大する可能性 - GIGAZINE

「なぜ冷たい物で歯がしみるのか」という謎がついに解明される - GIGAZINE

「結局のところデンタルフロスは意味があるのか?」について歯科医師が解説 - GIGAZINE

こまめな歯磨きが糖尿病のリスクを軽減する可能性があるとの研究結果 - GIGAZINE

なぜ歯は痛みを感じるようにできているのか? - GIGAZINE

よい歯並びのために重要なのは「歯の矯正」ではない - GIGAZINE

in メモ, Posted by log1e_dh

You can read the machine translated English article here.