「人生最高の日」にうっかり死んでしまった音楽教師が生まれたての魂と共に壮大な旅をする「Soul」最新予告編が公開

「カールじいさんの空飛ぶ家」「インサイド・ヘッド」で2度のアカデミー長編アニメ映画賞に輝いたピート・ドクター氏が監督を務める、ディズニー・ピクサーが2020年に公開する予定の新作映画「Soul」の最新予告編が公開されました。うっかり死んでしまった音楽教師の魂が、生まれたての魂と共に壮大な旅をするストーリーとなっています。

Soul | Official Trailer - YouTube

ピクサー映画でおなじみのロゴの上から……

叫び声を上げながら人型の魂が落ちてきました。

魂は真っ暗な地面に打ち付けられてしまいます。

ぼんやりと光を放つ魂は、帽子にメガネをつけた人間のような姿をしています。

「なんだ……？」とつぶやく魂。

「ここはどこ？」と空間に向かって問いかけると……

他の魂に遭遇。「あなたの名前は？」とおばあさんに尋ねられ、「私はジョーです」と答える魂。

「私は中学校でバンドを教えています」

「コニー、やるんだ！」と熱血的に指導するジョー。

コニーという生徒はノリノリで演奏し始めました。

ジョーは音楽教師として生計を立てながら、ニューヨークにある著名なジャズ・クラブ「ブルー・ノート」で演奏するという夢を追いかけています。この日もバンドのオーディションに参加している模様。

バンドに合わせてピアノを弾くジョー。

「今日は人生最高の日だ」とジョーが話すのは……

見事オーディションに合格し、バンドメンバーから「今夜はここに戻ってきて。最初のショーは夜の7時だから」と告げられたから。

ライブハウスの扉を開け、「やった！」と喜びをあらわにするジョー。

道行く人に「ジョー・ガードナーだ！」と自己紹介するなど、人生の絶頂を味わっています。

「やったよ！ギグ(ライブハウスでのセッション)を勝ち取ったんだ！」と電話でウキウキしながら話すジョーでしたが……

「うわーー！」という叫び声と共に、地面に吸い込まれてしまいました。

どうやら、マンホールのフタが外れていたことに気づかなかった様子。

「突然のことだったのね」と、おばあさんの魂がジョーに語りかけます。

ジョーの目の前には……

光り輝く場所へつながる階段。

自分が死んでしまったらしいと気づいたジョーは……

「なんてこった！」

「助けてくれ！まだやってないことがあるんだ！」と叫びだします。

そして並ぶ列を外れ、再び暗闇の中へと落下。

合唱の声が聞こえ……

ジョーは明るい場所へ落ちていきました。

「ここは天国なのか？」とつぶやくジョーに……

「違います」と答える不思議な存在。

ここには生まれたばかりの新しい魂が集まり……

地球の人間へ宿る前に個性や癖、興味といったものを育む場所だとのこと。

そこで「22番」と呼ばれている魂は……

「地球なんか行きたくないよ！」と逃げ回る問題児。

ジョーは22番と行動を共にすることになります。

「ああ、地球に関する全てのことを知ってるよ。私とは何の関係もないけどね」と、嫌そうに語る22番。

22番は地球に生きる人間たちを嫌っているようですが……

ジョーは22番へ人間の喜びを教えてあげようと決意します。

人間が得られる喜びの一つ、「ピザ」について教えてあげようとするジョーですが……

口に入れてもおしりからすぐに飛び出てしまいます。残念ながら、ここではピザの匂いや味を感じることができない模様。

味も匂いも感じられない代わりに、相手を叩くことはできるようです。

往復ビンタをくらい、「OK、わかったわかった！」と答えるジョー。

光るパネルに触れると……

目の前に生前のジョーの姿が現れます。

「ワオ！」と驚きの声をあげるジョー。

「これは私の人生だ」

「生きることすべてに、死んでもやりとげたいと思えるような価値が本当にあるの？」と疑わしそうに言う22番ですが……

ジョーの人生は、大きな価値があるものでした。

そんな中、2人はジョーの肉体がまだ生きていることを知ります。

なんとしても生き返りたいジョーは、「私が戻るのを手伝ってくれないか？」と22番に持ちかけますが……

22番は「無理だ！」と拒絶します。

穴の底から、病院のベッドで寝る自分を見つめるジョー。

「私はそこにいる！」

「何を待つ必要があるんだ！」と叫ぶジョーは、22番と一緒に穴から落下。

2人は長いトンネルを抜け……

どこへ向かうのでしょうか。

「Soul」は2020年6月にアメリカで、日本でも2020年夏に公開される予定となっています。