レビュー

自宅でも野外でもゆったりハンモックにぶら下がれるFIELDOORの「折りたたみハンモック」レビュー


ハンモックは木と木の間や壁に設置したフックにつり下げる必要があり、設置できる場所が限られてしまいます。FIELDOORの「ハンモック」は、折りたたみ式のフレームにハンモックをつり下げることができ、「自宅でゆったりハンモックに揺られたい……」「キャンプの好きな場所でハンモックを使いたい!」という望みをかなえてくれます。実際に寝転ぶとのどれくらい快適なのか、購入して確かめてみました。

FIELDOOR(フィールドア) | ハンモック
http://fieldoor.com/furniture/hammock/

FIELDOORのハンモックが到着


段ボールの中に包装されたハンモックが折りたたまれて入っています。


内容物は持ち運びケース・ハンモック・説明書・骨組み。


というわけで、説明書を見ながらハンモックをセットしていきます。


まずは折りたたまれた骨組みの中で一番大きいフレームをナナメに持ち上げます。


次に短いロックアームを持ち上げます。


そのまま最初に持ち上げたフレームの外側についている突起にロックアームをかみ合わせ、ポールを固定すればOK。ロックアームには固定する場所が2カ所あり、上にするとハンモックを長くゆったり張ることができ、下にはめると短くコンパクトに張ることができます。


左側も同じようにロックアームで固定すると、ハンモックらしい形が見えてきました。


そのままフレームの間にあるアームヒンジがまっすぐ伸びきるまで、フレームを広げます。


フレームの先端にはフックがついているので、ハンモックの両端にあるリングをかけるだけ。


ハンモックのリングから伸びる鎖を引っかけることも可能。ハンモックの張り具合が変わるので、座り心地に合わせて好きな方を引っかけます。


完成するとこんな感じ。説明書を見ながらでもわずか数分でセッティングできたので、野外に持ち出しても手間取ることはなさそうです。


ハンモックは両端を吊っているため、ベッドに入る要領で乗ろうとするとめちゃくちゃ揺れて危険なので、まずはお尻から腰掛けるように乗るのがベター。もちろんこのまま座っていてもOKです。


お尻を軸に体をひねるとハンモックに寝転ぶことができます。乗った後は反動でゆらゆらハンモックが揺られ、なんともいえない開放感に浸ることが可能。ただしハンモックの上でまっすぐ寝転ぶと、頭と足が上がって腰が曲がった体勢になってしまいます。ちょっとゆっくりするくらいならこの体勢でも問題ないのですが、睡眠をとるなど長時間寝転ぶには適していない様子。


その場合は頭と足をずらしてハンモック上でナナメになるように寝転ぶと、体が曲がることなくまっすぐ寝転ぶことができるようになります。写真では窮屈そうに見えるのですが、乗っている編集部員は「ハンモックにまっすぐ寝転ぶより快適」とコメント。


別の角度から見ると、足をまっすぐ伸ばせているのがわかります。なお、このハンモックの耐荷重は200kgとなっており、大人が乗っても安心の十分な強度を備えています。


なお、ここまでは「ロックアームの上」で固定して「ハンモックのリング」で吊った状態なのですが、「ロックアームの上下」と「ハンモックのリング」か「ハンモックの鎖」に変更することで、ハンモックの状態を調整することが可能です。


これは「ロックアームの上」はそのままで、「ハンモックの鎖」をかけた状態。ハンモックのリングで吊っていた時よりゆったりとした張り具合になっているのがわかります。


座った時の高さも低くなるので、乗る時はより安心感があります。


寝転んでみると、深く寝転べるので座椅子のような体勢で寝転ぶことになります。寝転んでゴロゴロする時はハンモックのリングで吊った時のピンと張った状態の方が快適ですが、PCを開いたり本を読んだりするにはこっちの方が良さそう。


張り具合の違いにより、体をナナメにすると足が伸ばせない模様。ハンモックから足がはみ出ていますが、これはこれで問題なく快適に眠ることができます。


さらに「ロックアームの下」で固定して「ハンモックの鎖」をかけると、ハンモックが短くなり、とてもコンパクトになりました。


座るとかなり低い位置に腰掛けることになります。


「このサイズなら部屋に置けそう」と思ったのですが、身長154cmの編集部員が寝転んだところ、あまり快適な体勢ではないとのこと。


体をナナメにするなどして快適ポジションを探ったのですが、ハンモックが短いため寝転んでも窮屈な体勢になってしまうようです。なので、「自宅でコンパクトに使いたい」と考えている人には不向きな模様。


最後は「ロックアームの下」のまま「ハンモックの鎖」をかけたところ。ハンモックがさらにゆったり吊られているのがわかります。


座ってみたところ、地上スレスレのところで座るような状態に。


寝転がってみたものの、鯖折り状態になりくつろぐどころではなくなってしまいました。ロックアームの下で固定するとハンモックの幅が狭くなるため、大人の体型にはあまり適していないようです。


ロックアームの下で固定すると、子どもに使わせるにはちょうど良さそう。また、ハンモックの高さもかなり低くなるので、子どもが落ちてしまってもケガをしづらいという利点もあります。


なお、短いハンモックの上で編集部員が快適ポジションを探っていたところ、頭側に重心を寄せすぎてしまい、ハンモックが縦に転倒するというハプニングが発生。ハンモックに乗っていた編集部員は腰を強打してしまったため、あまり端っこに寄りすぎないよう注意する必要があるようです。


さらにハンモックに座っていた時にも、ふとした拍子にハンモックが背中側にひっくり返ってしまい、「1人ジャーマンスップレックス」がキマってしまうという悲しい事故も発生しました。ハンモックは両端を2点を吊っているだけで安定しているわけではないので、使い慣れるまでは要注意です。


使っていない時やどこかに持ち運ぶ時は、専用のケースにフレームとハンモックをまとめて収納することが可能。人が横に立つと大きさはこれくらいで、かなりコンパクトに収めることができます。ただし重量は8kgもあるので、車がないとキャンプに持っていくのは厳しいと思われます。


なお、FIELDOORの「ハンモック」はAmazonで税込5980円で購入可能です。

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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