レビュー

ハンモックのゆらゆら感とテントの居住性を両立した空中に張るテント「テントサイル」でキャンプしてみた


キャンプでテントを張る時は、地面がボコボコになっていないか、水たまりがないか、などを考慮して設置場所を選ぶことが重要ですが、地面の状態を気にせず空中に設置できるテントが「テントサイル」です。3箇所を周囲の木からベルトで引っぱることで地面に接することがなくなるハンモックとテントを融合させたユニークなテントとなっており、一体どんな使い心地なのかを体験するため、3人用の「テントサイル スティングレイ」をレンタル用に導入している千石台オートキャンプ場を訪れ、実際に一晩を空中で過ごしてみました。

TENTSILE JAPAN(テントサイルジャパン)公式通販サイト
http://www.tentsile-japan.com/

というわけで、千葉県にある千石台オートキャンプ場に到着。


住所は「千葉県君津市蔵玉2245-16」で、東京から車で2時間ほどのところにあります。


さっそくテントサイルを出してもらいました。ここで取り扱っているのは3人用の「テントサイル スティングレイ」。一般的なテントと同じように、1つのバッグに全てのパーツが詰め込まれています。


中身を全て取り出します。中に入っているのはテント本体×1、専用ラチェットストラップ&ベルト×3、ポール×2、スティングレイ専用レインフライシート×1です。


まずはテント本体を広げて……


ポールを組み立てます。


テント本体に2本のポールを通して……


ポールの先端をテント本体の内部にあるポール差し込みポケットに引っかければ本体の組み立ては終了。テントの床面には元から丈夫な骨組みが3本組み込まれており、テントの天井となるポールは2本だけなので、慣れると普通のテントより素早く設営できるとのこと。


続いて、直径25cm以上の頑丈な木を3本選んでベルトを固定します。推奨の高さは1.2メートルが目安です。


木にとりつけたアンカーベルトと、テントにつなげたストラップを接続して……


ラチェット機構をキコキコするとストラップが巻き込まれていくので、テントが引っぱられていきます。


するとこんな感じでテント本体が浮き上がり始めます。最初はストラップを強く締めすぎず、3箇所を回りながら少しずつ巻いていくとのこと。


わずか10分足らずでテントサイルの設営が完了し、空中にテントが浮かんでしまいました。底面の真ん中からたれている黒い布は入り口のフタです。


このままでは入れないので、入り口付近のフックに付属の縄ばしごを引っかけると、内部に入れるようになりました。


さっそく中へ潜入。入った後にフタのファスナーを閉めれば、床になって落ちる心配はなくなるという仕組み。入る時は「空中の床」という未体験の場所に恐る恐る入り込むことになり、ストラップでしっかり固定されていますが、ハンモックのようにぐらぐら揺れるので不安な気持ちになります。いざ入ってしばらく過ごすと、「人が乗っても大丈夫」という感覚に慣れていきます。最大耐荷重は400kgまでとなっているので、たとえ100kgの人が3人入っても問題ないほどの強度を持ち合わせています。


1箇所だけ開閉できる面があり、開けば外を見渡すことが可能。フチに座って足をぶらぶらさせても見晴らしが良くていい気分になれます。


外から中を見るとこんな感じ。内部の面積は7.5平方メートルです。床は平面になっていますが、人がのると少したるみます。ハンモックほどたるむわけではありませんが、口が開いたジュースなどを置くとこぼれるので要注意。


ここを閉めておくと虫が入ることもなくなるわけです。


さっそくごろんと寝転んでみました。テント本体は外の景色が透けて見える虫よけメッシュになっているので、空中でゆったりしながら見晴らしの良い景色を楽しむことができます。風通しもよく、虫が入る心配もなし。地面に接していないのでどこからかアリやクモやヘビが侵入する恐れもなく、アウトドアながら非常に快適。


上から下を見るとこう。推奨の高さは1.2メートルですが、今回は1.8メートルくらいあったので人の頭より高い位置に寝転ぶのは不思議な感覚。


前面をしめておくとこんな感じ。


ちなみに、空中に張るという特性上、説明書には「ゾンビに強いデザイン」になっている旨が書かれています。


テント本体は蚊帳っぽい素材で雨が降ると浸水してしまうため、レインフライシートをかぶせると安心して過ごせるようになります。ただし、風を全く通さず夏場は非常に暑いので、雨が降っていない時はレインフライシートをかぶせないようにしたり、テント本体にカラビナなどで引っかけたりすると良さそう。


タープ代わりにもなるので、テントの下をイスや荷物を置ける空間としても使用可能。


夜になるとライトが透けて幻想的。


中には天井からライトをかけるフックはなかったものの、カラビナがあれば引っかけられる箇所がいくつかありました。


赤枠で囲った部分が1人用のスペースといった感じで、3人がごろんと寝転ぶくらいのに十分なスペースがあります。実際にテントサイルで一晩過ごしてみたところ、空中に身を預けて眠る感覚はハンモックと同様で、普通のテントとは全く違った寝心地。固い地面に接することがないので体が痛くなることもありません。キャンプに付きものな虫に悩まされることもほとんどなかったので、「アウトドアは好きだけど虫が苦手……」という人には最適なテントとなっていました。


なお、千石台オートキャンプ場では、2015年秋頃から「テントサイル スティングレイ フルセットコンボ」(18万8000円)の貸し出しを開始する予定。コンボの内容は、テントの下に張れば荷物を置いたりゴロゴロしたりできる専用の「トリリウムハンモック」と、テント内の床に設置できる「ドリンクホルダー」などが含まれており、より快適にテントサイルで過ごすことができそうです。貸し出し開始日やレンタル価格は未定なので、気になる人は秋頃に問い合わせてみてください。


また、Amazonでは「テントサイル スティングレイ」が12万9000円で販売中です。

Amazon.co.jp | Tentsile Stingray tree tent テントサイル スティングレイ 3人用 宙に浮く新感覚テント (オレンジ) | スポーツ&アウトドア 通販

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
空中テント「テントサイル」を体験できジャグジー&Wi-Fiも完備した「千石台オートキャンプ場」 - GIGAZINE

ハンモックとテントを融合させた空中に張るテント「Tentsile」 - GIGAZINE

空中でキャンプができる屋根や蚊帳を備えた完全アウトドア仕様のハンモック「Hennessy Hammock」を使ってみた - GIGAZINE

木や軒下につるすと空中に心地よい眠り&リラックス空間が出現するテントとハンモックが融合した「Cacoon」 - GIGAZINE

ハンモックのようにゆらゆら揺れて眠りを誘うベッド「The Floating Bed」 - GIGAZINE

5000円でデコボコでも快適に過ごせる「高床式ベッドテント」をフジロックで使ってみた - GIGAZINE

in レビュー,   取材,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.