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「トンネルを掘る」と言ったマスク氏のつぶやきから始まった「地下トンネル構想」のイメージムービー


ロサンゼルスの都市部の地下に自動車用トンネルを張り巡らせて地上の渋滞を解消するという突拍子もない構想を、実業家のイーロン・マスク氏がTEDのプレゼントークで披露しました。

Elon Musk: The future we're building -- and boring | TED Talk | TED.com
https://www.ted.com/talks/elon_musk_the_future_we_re_building_and_boring

事の発端は、都市部の大渋滞がひどくて会社の駐車場に入れないことに悩まされていたマスク氏が「トンネルを掘って地下を走ればいい」と考えたことから始まっています。2016年12月17日のマスク氏のツイートでは、渋滞に巻き込まれることに相当強いいらだちを感じたのか、マスク氏は「渋滞で非常にイライラする。トンネルを掘る機械を作って掘り始める」と呟いており、続くツイートでも「私はこれを実現するつもりだ」と発言。これがマスク氏のツイートの中で「トンネル」という単語が初めて登場した瞬間。

I am actually going to do this

— Elon Musk (@elonmusk)


最初は自社の駐車場までのトンネルを考えていたマスク氏でしたが、後に構想は都市全体に張り巡らされたトンネル網へと発展した模様。トンネル網によって地下で結ばれる都市の交通網を描いたイメージムービーが公開されています。

The Boring Company | Tunnels - YouTube


街を走るテスラ・モデルSの様子。


モデルSの目の前には渋滞。すると、路肩にある白い枠目がけて寄って行きます。


枠の中に入っていた車が走り去ったところに、モデルSが収まります。


マスク氏が「Car Skate」と呼ぶ台車の中にピッタリ収まったところで……


なんとCar Skateごと地下にズブズブと沈み始めました。


すると地下にはトンネルが掘られており、多くの車がビュンビュンと走り回っています。


「なるほど、このCar Skateから降りてトンネルを走ろうと言うわけだな」と思ったらハズレ、なんとCar Skateごとトンネルの中を走り始めます。


構想では、Car Skateは自動車を載せたまま最高時速200kmで走行。とても地上では実現できないスピードです。


地下でいくつもの層を成す「3Dトンネルネットワーク」が結ばれ、都市の各地を結ぶようになっているというわけです。マスク氏は40階層にも及ぶトンネル網を構築する見通しも公表しています。


目的地に着いたモデルSは、Car Skateごと地上に現れて再び最終地点目指して走り始めました。


また、このCar Skateは人や荷物を載せて走るタイプも考えられている模様です。


マスク氏はトンネル網の構築にかなり本気なようで、実際にトンネルを掘る「ボーリングマシン」を購入して研究を進めているとも。現在は自社が所有する敷地の駐車場の地下で掘削を行っており、将来的には行政機関から許可を得て掘削を行うことも考えているようです。

Here’s our first glimpse of Elon Musk’s tunnel boring machine - The Verge


また、トンネル企業「The Boring Company」のウェブサイトも公開されていますが、記事作成時点では、まだムービーだけが貼られているサイトとなっています。ちなみに会社名に含まれる「Boring」には「穴を掘る」と「退屈」という2つの意味があります。

The Boring Company
https://boringcompany.com/

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in 乗り物,   動画, Posted by darkhorse_log

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