世界最小のメガネザル「ターシャ」&カルスト地形「チョコレートヒルズ」を両方楽しめる穴場のスポット「Sagbayan Peak(サグバヤン・ピーク)」
フィリピン・セブ島の隣の島「Bohole(ボホール)」では、手のひらにのるほど小さい世界最小のメガネザル「Philippine tarsier(ターシャ)」に会うことができます。ボホール島のテーマパーク「Sagbayan Peak(サグバヤン・ピーク)」では、簡単に世界最小のメガネザルに会うことができました。
Sagbayan Peak
https://www.facebook.com/pages/Sagbayan-Peak/142706869128384
セブ島のセブ・シティからStar Craftのフェリーを使ってボホール島・「Tubigon(トゥビゴン)」に渡れます。約1時間の船旅は210ペソ(約500円)という激安価格です。
なお、セブ島周辺の島を激安で回る方法は以下の記事で詳しくレビューしています。
たった4000円でフィリピン・セブ島周辺の三島をぐるりと旅するバス・フェリーの使い方まとめ - GIGAZINE
トゥビゴンからは、「Carmen(カルメン)」行きのバスに乗車。
中はこんな感じ。
Carmenに向かう道中で……
リゾート施設「Sagbayan Peak(サグバヤン・ピーク)」を通るので下車します。
なお、サグバヤン・ピークの場所は以下の通り。バスに乗車中もGoogleマップで確認していれば、乗り過ごすことはなくなります。
バス停からはバイクの後ろに乗せてもらってサグバヤン・ピークまで向かいます。運賃は20ペソ(約50円)でした。
サグバヤン・ピークに到着。
入場料は50ペソ(約120円)
なぜか飾られているスーパーマンの看板。階段をひたすら上っていきます。
途中で何かを発見。
謎の恐竜。クオリティは高め。
そして、著作権的に心配になるキャラクターたち。
さらに階段を上ります。
またもや謎のキャラクターがお出迎え。
サグバヤン・ピークには、これでもかというくらい動物やキャラクター物のオブジェが満載です。
双眼鏡をのぞいている子ども。
視線の先には美しい風景。
あの風景をじっくりと見るべく、階段を下りて……
ふたたび上っていくと……
展望台に到着。
このモコモコした丘は「en」というカルスト地形。
訪れた時は緑色の丘でしたが、チョコレートのような茶色に染まるため「チョコレートヒルズ」としてボホール島で最も有名な観光地になるほど。有名なチョコレートヒルズに行かなくてもサグバヤン・ピークでもenを見ることができます。
美しい景色を堪能して戻るとマリリン・モンロー。世界最小のメガネザル「ターシャ」を見にきたはずが、謎のオブジェばかりでターシャの姿はどこにもありません。
やっと見つけたターシャは顔ハメ看板。
その前を銃を持ったアーミーが歩きスマホ状態で通り過ぎます。テーマパークとは思えない光景に思わず絶句。
よく見るとほとんど観光客はなし。「ターシャに会える!」という情報の信憑性がゆらぎます。
しかたがないのでおいしそうなパンでも食べることに。
全品10ペソ(約24円)。味は絶品でした。
売店の店員さんに「ターシャはどこ?」と聞くと、とっくに通り過ぎていると言われ、来た道を戻ります。
なんと、入り口から10メートルの場所にターシャの飼育場所がありました。「最もウリの展示物は奥にあるはず」という固定観念を木っ葉微塵に打ち砕いてくれました。
ということで中を見学させてもらうことに。
木々が生い茂る中に……
ターシャがいました。
こちらに気づいた様子。
体長10センチから15センチと、手にのるほどの大きさ。
大きな目。ターシャは体の大きさに比べて最大の目を持つ動物とも言われます。
想像以上に俊敏な動き。
ターシャの大好物の虫(のおもちゃ)を使って、いたずらする様子は以下のムービーで確認できます。
世界最小のメガネザルTarsier(ターシャ)をフィリピン・ボホール島でからかってみた - YouTube
からかい終わるとターシャは涙目に。案内してくれた係員は、「ターシャをよく見てみろ。涙目だろ?ターシャを泣かした者には不幸がおとずれるんだよ」と笑顔で教えてくれましたが、「もっと早く言え」と心に浮かんだ言葉は伝えませんでした。
ターシャ園の入場料を尋ねると、「好きな金額でいい」とのことだったので、100ペソ(約240円)を渡しました。
ターシャに会えて満足した後にサグバヤン・ピークを出ると、行きと同じバイクのおじさんが待っていてくれました。
再びバス停へ戻り、カルメン行きのバスに乗ると……
バスはチョコレートヒルズの真横を通り、思わぬ観光が楽しめました。
謎のオブジェが満載で方向性を見失っている感のあるリゾート地「サグバヤン・ピーク」は、ターシャに会えるだけでなくチョコレートヒルズ(en)を見ることができるので、一粒で二度おいしい穴場の観光地となっていました。
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