Twitterの買収に向けてディズニーやMicrosoftも動き出す
By Bernard Goldbach
業績不振からTwitterには身売りの可能性がささやかれていて、つい最近もGoogleが買収に動き出したという話が出ていましたが、新しい買収先候補としてウォルト・ディズニーの名前が挙がっています。
Disney Is Working With an Adviser on Potential Twitter Bid - Bloomberg
http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-09-26/disney-said-to-be-working-with-adviser-on-potential-twitter-bid
Yep, Disney is in talks with bankers about possible Twitter acquisition | TechCrunch
https://techcrunch.com/2016/09/26/yep-disney-is-in-talks-with-bankers-about-possible-twitter-acqisition/
Twitterは極度の業績不振から2016年8月に本社ビルの一部をまた貸し先を募集していると報じられ、さらに翌9月には身売りを検討していると報じられました。初めに買収先として名前が挙がったのはIT大手のGoogleや、顧客情報管理ソフト大手のセールスフォース・ドットコムなど。これらの詳細は以下の記事を読めば分かります。
Twitterが業績不振で本社ビルの一部をまた貸しへ - GIGAZINE
そんな中、新たにあのウォルト・ディズニーがTwitterへの買収提案に向けて同社のファイナンシャルアドバイザーと協議を始めた、とBloombergが報じています。ウォルト・ディズニーはABCやESPNといったエンターテインメントやスポーツ関連の報道メディアを持つ企業であり、これらがTwitterの持つ速報力を欲しているというのは十分に考えられます。また、Twitterのジャック・ドーシCEOがウォルト・ディズニーの取締役に名を連ねている、というのもポイントです。
報道が出てからの両者の株価の推移は以下の通り。Twitterの株価は急上昇する一方、ディズニーの株価はガクンと下がっています。
Wall Street's reaction to the "Disney buying Twitter" rumor: pic.twitter.com/DPBoukMp6X
— Will Oremus (@WillOremus) 2016年9月26日
匿名の情報筋によれば、買収先の候補として名前が挙がっていたセールスフォース・ドットコムは買収提案を前向きに捉えており、バンク・オブ・アメリカを同社のファイナンシャルアドバイザーに据えたとのこと。しかし、Microsoftは買収に向けた協議を進めているものの関心はそれほど高くないようで、21世紀FOXやComcast、タイム・ワーナー、AT&Tといった企業はそもそも買収に興味を示していないとのこと。
なお、海外ニュースサイトのSlateが「誰もTwitterを買収したがらない」と報じているように、Twitterの身売り先選定は一筋縄ではいかないようです。
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