17歳の青年が試験を延期させるために大統領のウェブサイトをハッキング

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テストの時期がやってくると「明日のテスト終わった……」といった声をウェブ上でよく見かけますが、試験を延期させるために自国の大統領のオフィシャルホームページをハッキングしてしまった17歳の青年が登場しました。

Sri Lankan teenager hacks president's website to try to get exams delayed | World news | The Guardian
https://www.theguardian.com/world/2016/aug/30/sri-lankan-teenager-hacks-presidents-website-to-try-and-get-exams-delayed

Sri Lankan teenager held over hacking of president's website - BBC News
http://www.bbc.com/news/world-asia-37214629

スリランカのマイトリーパーラ・シリセーナ大統領の公式ホームページをハッキングし、GCE-Aレベルの試験の延期を求めるメッセージを残した容疑で17歳の青年が警察に逮捕されました。青年はコンピューター犯罪法のもとで月曜日に身柄を確保され、有罪判決を下されたのち懲役3年と30万スリランカルピー(約21万円)の罰金を課せられました。

青年はハッキングの際に大統領のウェブサイトのデータを全て削除しており、代わりにGCE-Aレベルの試験の延期もしくは大統領の辞任を求めるメッセージを公開しました。

By Maithripala Sirisena

警察側は「我々がハッキングの形跡をたどっていくと、カダガナワ(スリランカ最大の都市コロンボから東に100kmの位置にある町)にある青年の家にたどり着きました。攻撃を受けた大統領のウェブサイトは、週末まで公開できない状態になってしまいました」と語っています。

スリランカでは過去にも同様のハッキング行為が行われたことがあり、そのようなコンピューター犯罪に対処するためのコンピューター犯罪法が2007年に制定されていました。なお、週明けの月曜日になって大統領のウェブサイトは復活し、青年は逮捕されたわけですが、コンピューター犯罪法で青年が逮捕されたのは今回が初めてのことだそうです。