レビュー

1800京個の驚くほど広大な宇宙を探索しモノリスやハイパードライブなどSF感満載のゲーム「No Man’s Sky」をプレイしてみた


1800京個以上の惑星が点在するというとんでもなく広い宇宙空間を舞台に、未知なる生物と出会ったり異星人とコミュニケーションをとったりしながら惑星を探索するゲーム「No Man’s Sky」が2016年8月25日に発売されました。1800京個以上の惑星がある宇宙を旅するといってもどのようなゲームなのかなかなかイメージできないので、実際にプレイして宇宙を探索しまくってみました。

No Man’s Sky | ソフトウェアカタログ | プレイステーション オフィシャルサイト
http://www.jp.playstation.com/software/title/pcjs50009.html

※掲載されている画像およびムービーは開発中のものであり、発売中の実際の製品とは異なる可能性があります。


1800京個以上の惑星がある宇宙と言われてもどれくらい広いか想像がつきにくいですが、「No Man’s Sky」のマップを収録した以下のムービーを見るとその広さが理解できるはずです。

1800京個以上の惑星を探索するゲーム「No Man’s Sky」のマップはとてつもなく広い - YouTube


画像の中心にある惑星が現在地。


後方に下がり始めると、現在地の惑星が段々と小さくなり、周囲にある多数の惑星がマップに表示されます。このマップに映っている惑星は全て実際に訪れることが可能です。


さらに後方に下がっていくと、現在地の惑星がみえなくなりました。小さな白い点全てが、探索可能な惑星というのは驚きです。


1つの星はこれくらいの大きさ。


近づいて見ると、怖いくらい大きいのがよくわかります。


惑星の回りでぼんやりと白く光っているのは大気圏。宇宙からの景色は大変美しく、飽きずにずっと見ていられます。


大気圏を抜けると地表が見え始めます。


そして惑星の探索へ……というくらい「No Man’s Sky」の世界は広大。しかも全ての惑星がシームレスでつながっているのも衝撃的です。


「No Man’s Sky」は、ある惑星を脱出するところからゲームスタート。目の前にある宇宙船を修理して惑星を脱出するのが最初のミッション。


惑星には未知の生物や……


明らかに知的生命体が作ったとしか思えない謎の物体があり、好奇心をグングンかき立ててきます。


しかも夜になるとどこかから生物の鳴き声が聞こえてきたりして冒頭からドキドキしっぱなし。


「ものすごく広いところに突如放り出されてどうすればいいのか!」となりそうですが、画面右下に何をすべきなのか表示してくれるので安心。今いる惑星を脱出するために「発射エンジン」と「パルスエンジン」を修理して、発射エンジンに「燃料」を補給すれば大丈夫です。


実際の修理に何が必要なのかはコントローラーのタッチパッドを押し込むと表示されるメニューから確認できます。メニューでは資源を使って、アイテムを作成したり宇宙船のパーツや武器などを修理したりが可能です。


とにかく修理やクラフトを行うには資源が必要なので、宇宙船の周囲を探索。画像に映っているのは「プルトニウム」で宇宙船の燃料などになる資源です。


鉱物系の資源を採取するには初期装備のマインビームで照射するだけで簡単。


また資源は惑星のあちこちに生えている植物からもゲット可能です。


惑星にいる生物は、倒したりえさを与えたりすると資源をくれることがあります。近づくと逃げるだけのおとなしい生物がいる一方で、プレイヤーを襲ってくる生物もいます。


発見した植物や動物は名前を変更したり、図鑑にアップロードしてお金を得たりすることが可能。惑星に存在する全ての動植物を見つけるといった収集要素が含まれているのは、とことんやりこむタイプのプレイヤーにとってうれしいポイントです。


なお、惑星の最初の発見者になれば、惑星の名前を変更することもできます。


最初はとにかく惑星を脱出するために資源を集めまくるのですが、画面中央に「生命維持システム 残り75%」と表示されているように、資源採集に使うマインビームや着用しているスーツの生命維持システムなどは使用しているうちに耐久力が低下してしまいます。耐久力が低下した武器やスーツなども資源を使って修復可能。つまり、全ての行動において資源収集がかなり重要なポイントになってくるというわけです。


アイテムを修理しつつ宇宙船の修理に必要な資源をコツコツと採取していきます。


ときには他の宇宙船が夜空を飛んでいることがあり、「誰が乗っているのだろう?」と思いを馳せながら見つめてしまうこともありました。


ようやく宇宙船の修理が完了し乗り込みます。ここから宇宙への冒険の始まりです。


「R2」を押すと宇宙船がフワリと浮上し、そのまま宇宙に向かって加速。


気づいたときには岩が浮遊する宇宙空間へと飛び出していました。


振り返ると、そこには先ほどまでいた惑星の姿があります。


宇宙空間には未発見の星がたくさんあって、どんな場所なんだろうかと冒険心をくすぐられます。


さらにはまぶしい太陽のような惑星もありました。ここへ宇宙船で突っ込んでいくとどうなってしまうのか……ゴクリ。


宇宙船でさまざまな惑星を探索する前に訪れることになるのが「宇宙ステーション」という施設です。


宇宙ステーションは青い光を放つ入り口に近づくと自動で着陸までおこなってくれます。ちょっとしたシーンなのですが、音楽も相まってSF映画の1シーンのよう。


宇宙ステーションに入って着陸する様子は以下のムービーから確認できます。

ゲーム「No Man’s Sky」で宇宙ステーションに突入するSF感満載のシーン - YouTube


通路を通って宇宙ステーションに到着。


宇宙ステーションで異星人を発見。初めての異星人との接触ということもありテンションが上がりっぱなしです。


話しかけると意味不明の言語(画面左下)で話してくれますが理解不能。異星人が何を話しているか正確に理解するには「言語」を習得する必要があります。異星人とコミュニケーションをとると、クラフトに必要な設計図をくれたり、適切な振る舞いをすると珍しいアイテムをくれたりするので積極的に接触するべきです。


宇宙ステーションではアイテムの売買が可能。資源やアイテムを売却してお金を稼ぎ、新しいアイテムを作るためのクラフトを購入したり、武器や宇宙船をアップグレードしたりして身の回りの強化を行い、次の惑星へと探索の旅に出かけることになります。


「No Man’s Sky」の宇宙は美しい反面、大きな危険が潜んでいることも。宇宙ステーション付近ではプレイヤーの貨物を狙った海賊がウロウロしていて、宇宙空間で激しいドッグファイトになることもあります。


宇宙空間で海賊とドッグファイトを繰り広げている様子は以下のムービーから確認可能です。

ゲーム「No Man’s Sky」で海賊とドッグファイトを繰り広げる - YouTube


宇宙ステーションで準備して海賊を撃退したら次の惑星へレッツゴー。次の惑星といってもものすごく遠い場所にあるので、普通に飛行しているだけでは到着するまで時間がかかってしまいます。


宇宙船の航行速度を上げるには「○」ボタンを押してパルスエンジンを点火。すると、速度が急上昇して星の残像が線のようになりました。


ストーリーを進めると「ハイパードライブ」を使えるようになります。パルスエンジンでも到着できないくらい遠い惑星に行くにはハイパードライブを使って超空間をワープ可能。黄色い光に包まれた超空間を通過する様子は、かなりSFチックでたまらない演出です。

ゲーム「No Man’s Sky」でハイパーループを使い超空間ワープ - YouTube


超空間を抜けると惑星はもうすぐそこ。


惑星に近づくとゴゴゴゴとものすごい音と共に大気圏に突入します。


大気圏を抜けたら着陸して、新しい惑星の探索スタート。惑星には貴重なアイテムが眠っていたり、新しいアイテムを作るのに必要な設計図を発見できたり、探索要素がたくさん詰まっています。


宇宙船で宇宙から大気圏に突入し惑星に到着するシーンは以下のムービーから確認可能です。

ゲーム「No Man’s Sky」で宇宙空間から大気圏を突破し惑星に到着 - YouTube


惑星で貴重なアイテムを探したり資源を採掘していると、突如として異星人の通信を受信することがあります。


信号をたどっていった先で人工構造物を発見。


そして異星人との遭遇。異星人は種族がたくさんあり、いろいろな異星人と交流するのも楽しいです。


異星人と交流するのに必要なのが「言語」です。新しい言語は、さまざまな惑星に存在している大小さまざまの「知識の石」に接触することで習得可能。言語を習得していくと、それまでは理解できなかった異星人の言葉がわかるようになって、プレイヤーが感情移入できるように。


また、SFファンにとってはたまらないモノリスという建造物がプレイヤーの心に語りかけてくることもあります。モノリスとの交信は「No Man’s Sky」の「宇宙の中心を目指す」というメインストーリーに直結しており、モノリスの声に従って宇宙を旅するというのがゲームの大きな目標となります。


メインストーリーを進めなくても1800京個以上の惑星を探索しまくるのもアリ。惑星ごとに違う生物や……


なんかヤバそうな雰囲気が漂う植物を探して図鑑をコンプリートしていくというマターリなプレイもオススメです。


ときには宙に浮かぶ島や……


墜落した宇宙船と巡り会うことも。


超巨大生物と遭遇したときは思わず「おお!」と声がでるほどテンションが上がります。


「No Man’s Sky」に登場する生物は機械的ではなく本当に生きているかのように惑星で生活していて、プレイ中には生物同士が争い合っているようなシーンに出くわしました。こういった未知の生物を観察しているだけでものほほんとした雰囲気を楽しめるはず。

ゲーム「No Man’s Sky」で未知の生物が争いを起こす - YouTube


また、惑星もそれぞれが独特の地形をしていて、例えば一部分が欠けていたり……


「どこまで続いているのだろう?」と入るのを踏みとどまってしまうくらい深そうな洞窟があったりします。


地上だけではなく水中にも探索するポイントがあって、湖を潜っていると水中洞窟を発見することもありました。


惑星の環境も惑星によって大きく異なります。緑が広がるきれいな惑星があったり、はたまた放射能に汚染された殺伐とした惑星があったり、新しい惑星に行くたびに胸が高鳴ること間違いなし。


さらには巨大な球体と宇宙で遭遇するという神秘的な出来事も。


「No Man’s Sky」はとにかく広大な宇宙空間に存在する惑星を探索するのが一番の楽しいところです。新しい惑星に到着するとき、未知の生物や異星人と接触するとき、貨物を狙う宇宙海賊と遭遇するとき、真っ暗な宇宙空間に飛び出すときなどドキドキするポイントが無数に存在。また、惑星間を移動したりモノリスと遭遇したりするシーンは、硬派なSF映画の世界に飛び込んだかのような感覚に陥ります。「No Man’s Sky」はオンラインマルチプレイなどはないですが、1人でじっくりとプレイするのがオススメで、SF好きでなくても一度はプレイしてみる価値があるゲームになっています。


No Man’s Sky | ソフトウェアカタログ | プレイステーション オフィシャルサイト
http://www.jp.playstation.com/software/title/pcjs50009.html

タイトル:No Man’s Sky
対応フォーマット:PlayStation 4
ジャンル:アクション・アドベンチャー
発売日:2016年8月25日(木)
CERO:CERO B
希望小売価格:税込6372円

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in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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