ハードウェア

Googleに買収されたNestが屋外セキュリティ用の全天候対応カメラ「Nest Cam Outdoor」を発表


Googleが買収したスマートサーモスタットやスマート火災警報器を取り扱うNestは、その後ホームセキュリティ用のネットワークカメラNest Camをリリースし、火災関連だけでなくあらゆるホームセキュリティに対応できるブランドとして成長していきました。そして新たに、Nestは屋外セキュリティ用の全天候対応型カメラ「Nest Cam Outdoor」を発表、今度は屋内だけでなく屋外のセキュリティ製品市場にも参入することが明らかになりました。

Nest's next move is a step into the outdoor home security market | The Verge
http://www.theverge.com/2016/7/14/12157504/new-nest-camera-outdoor-home-security-waterproof

Nest Cam Outdoorがどんな端末になっているのかは以下のムービーを見るとよく分かります。

Meet Nest Cam Outdoor - YouTube


2015年6月に発表された、Nestのネットワークカメラ「Nest Cam」。これは現在「Nest Cam Indoor」に名称変更されています。


これは名前の通り屋内にセットするネットワークカメラで、撮影している映像はいつでもストリーミング再生で専用アプリやソフトウェアからチェックできます。


以下の写真は実際にNest Cam Indoorを使用しているユーザーが撮影した映像のワンシーン。無断で家の中を踏み荒らすドロボウたちの姿がバッチリ記録されており、Nest Cam Indoorの威力をまざまざと見せつけるかのようです。


このセキュリティカメラのパワーを屋外にも広げようというのが……


Nest Cam Outdoorです。取り付けは簡単で、ユーザー自身で行うことも可能。


実際にNest Cam Outdoorで撮影した映像がこれ。Nest Cam Outdoorは1080pのフルHDムービーを撮影可能なカメラで、視野角は130度となっています。


屋外用のカメラなので、全天候対応可で雨でも雪でも強烈な日差しの下でもバッチリ屋外の様子を記録可能。


また、Nest Cam Outdoorは動体を感知してユーザーに通知を送ることもできます。


この通知から、そのままNest Cam Outdoorが撮影している映像をストリーミング再生してチェックすることも可能。さらに、ボタンをタップしてカメラの先にいる人物に話しかけることもできます。


相手がドロボウならば、話しかければそのままそそくさと退散するであろうことは明らかです。


さらに、Nestのクラウドセキュリティシステムである「Nest Aware」に加入していれば、過去10日~30日分の撮影映像をクラウド上に保存しておくことも可能。


保存されている過去の映像は、アプリでタップすれば再生できます。


ピンチインピンチアウト操作で画面を拡大縮小したり、ムービーをそのまま共有することも可能。


郵便配達員や……


散歩に出かける瞬間


ハロウィンで子どもが家にやってきたタイミングなど、Nest Cam Outdoorはあらゆる動体を検知して映像を撮影しておいてくれます。


さらに、夜間の撮影も可能なので、「夜に家の外で物音がした」という場合でも家の中からその正体を確認可能です。


Nest Cam OutdoorやNest Cam Indoorで撮影している映像は専用アプリで一括管理可能です。


また、Nest Awareに加入すればカメラで撮影した映像をタイムラプスムービーにすることもできます。楽しい家族団らんのひとときや、飼い主のいない間のペットの姿、子どもたちの遊んでいる様子など家での思い出をちょっと変わった形で残しておくことができるかもしれません。


Nest Cam Outdoorの性能としては、屋内用のNest Cam Indoorとほとんど変わりありません。Nest Cam OutdoorとNest Cam Indoorの大きな違いは防水設計であるかないかという点で、Nest Cam Outdoorは屋外利用がメインのカメラとなるため、雨や雪でも使用できるように防水設計となっています。また、カラーは白色を基調としているのも特徴です。


Nest Cam Outdoorが置いてある場所にいる人と、遠隔地にいるNest Cam Outdoorの持ち主とがコミュニケーションをとれるように、Nest Cam Outdoor本体には双方向性のマイクが搭載されています。


設置方法はベースとなる磁気を帯びた台を壁に取り付け、これにNest Cam Outdoorをくっつけることになるようです。カメラ本体についているケーブルの長さは10フィート(約3メートル)で、ACアダプターには15フィート(約4.6メートル)の長さのケーブルがついているの合計25フィート(約7.6メートル)までケーブルを伸ばせます。


海外ニュースメディアのThe Vergeは「盗難警報装置や専門の監視システムなどにはなり得ないが、既存のモニタリングシステムよりも格段に安い」と端末を評価しています。

なお、Nest Cam Outdoorは2016年秋リリース予定で、現在予約受付中。販売価格は199ドル(約2万円)となります。

Nest Cam Outdoor

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
火災を感知しスマホやタブレットと連携して火元や状況などを教えてくれる「Nest Protect」を使ってみました - GIGAZINE

スマホやタブレットと連携するスマートな火災警報器「Nest Protect」 - GIGAZINE

Google傘下の「Nest」がホームセキュリティ用ネットワークカメラ「Nest Cam」を発表 - GIGAZINE

Googleが買収した「Nest」がホームセキュリティ用ネットワークカメラ「Nest Cam」をリリースか - GIGAZINE

Googleがスマート火災警報器「Nest Protect」の開発元を3300億円で買収 - GIGAZINE

in ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.