ウェブブラウザの栄枯盛衰が一発でわかるグラフ
By tonynetone
一昔前までは「ウェブブラウザといえばInternet Explorer」というくらいに多くのPCでInternet Explorerが使用されていましたが、Firefox登場でその牙城は崩れ、その後、Google Chromeの登場によって勢力図は大きく塗り替えられました。そのウェブブラウザ戦国時代とも言える激動の期間に市場シェアがどのように変化していったのかが視覚的にわかるグラフを、データを使ってニュースを届けるDadavizのJody Sieradzkiさんが作成・公開しています。
The Most Popular Web Browser In Each Country Over Time
http://dadaviz.com/s/browser-popularity-country/
Web browser popularity change over time - Business Insider
http://www.businessinsider.com/web-browser-popularity-since-2008-2016-7
2008年、世界のウェブブラウザ市場はInternet Explorerによって支配されていました。モンゴルやフィンランド、ドイツ、ポーランドなど一部の地域ではFirefoxが多く使用されていたようですが、その数は2桁に届くか届かないかのギリギリのラインでした。
しかし、翌年の2009年にロシアとその近郊でOperaがその勢力を伸ばし始めます。
2010年、そのOperaの人気をそっくりそのままFirefoxが奪うような形でシェアを伸ばしました。
2011年には南米のチリやアルゼンチンでGoogleのChromeが流行しはじめ……
2012年には南米をほぼ制覇し、ロシアや中東でもシェアを広げます。ここで注目すべきなのがFirefox陣営で、2008年にはアフリカ大陸でわずか1国のシェアだったところを、4年間でアフリカ全土にそのシェアを拡大しています。
しかし2013年に入ると地道に拡大していたアフリカでのシェアをChromeに奪われます。2013年時点でのChromeの伸びは驚異的で、世界地図の半分以上が黄色に染まっています。
2014年になるとInternet Explorerはほとんどの地域でナンバーワンの座を奪われています。そしてこの段階でなぜかグリーンランドでのシェアをSafariに奪われています。
そして2015年の時点ではこう。世界中で目まぐるしくウェブブラウザの市場シェアトップの座が入れ替わりまくる中、日本では2008年から2015年までの8年間変わらずInternet Explorerがシェアトップの座を確保し続けているのも特徴的です。
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in ソフトウェア, Posted by logu_ii
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