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「人気のソーシャルメディアトップ10」を2002年以降で比較したムービー、Facebook以前は何が流行していたのか?

by Pixelkult

FacebookやTwitter、Instagram、LINEなどのソーシャルメディアは現代を生きる人々にとって必要不可欠なものとなりつつあります。そんなソーシャルメディアのユーザー数が2002年以降の16年間でどう移り変わってきたのかを表したムービーが、テクノロジー系メディアのThe Next Webによって公開されています。

The most popular social media networks each year, gloriously animated
https://thenextweb.com/tech/2019/06/11/most-popular-social-media-networks-year-animated/

The most popular social media networks each year, gloriously animated

Read the whole story here: https://t.co/bxRP8J1Bsq pic.twitter.com/nl63OPHk0E

— TNW (@thenextweb)


まずスタートの2002年の時点では、マレーシアに本拠を置き東南アジアや中東で人気のあるソーシャルメディアサイト、Friendstarがトップに立っていました。ユーザー数は300万人。


2003年になると、ビジネス特化型SNSであるLinkedInがゆっくりとユーザー数を増やし始めました。実はFacebookやTwitterなどよりも早い2003年5月に、LinkedInはサービスを開始しています。


しかし2004年になるとFacebookや写真共有サイトのFlickr、音楽やエンターテインメントを中心としたSNSのMySpace、Googleが運営していたSNSのOrkutなどが台頭し始め……


2004年末になるとFriendstar、Orkut、Flickrの3つが多くのユーザーを獲得しており、ソーシャルメディアのトップを形成。MySpaceも100万人を超えつつありますが、Facebookのユーザー数は依然として30万人を超える程度です。


2005年になるとサンフランシスコ発祥のSNS、hi5が勢力を伸ばし始め、画面下からはYouTubeの姿も現れました。上位層では激しい入れ替わりが起こり……


やがてMySpace1強状態となりました。他のソーシャルメディアがユーザー数1000万人以下の中、MySpaceは2000万人を超えようとしています。その一方でFriendstarやFlickrもユーザー数自体は伸びているものの、他のソーシャルメディアの伸び率には勝てず順位が後退。


2006年にはMySpaceのユーザー数が5000万人を突破。YouTubeもユーザー数2000万人近くにまで伸ばしていますが、この時点でもFacebookのユーザー数は他のソーシャルメディアと比較してそれほど多くありません。下の方に見える人の顔を模したアイコンは、ソーシャルブックマークサイト・掲示板のRedditです。


2007年になると、YouTubeとFacebookがユーザー数を急激に増やして順位を上げていきます。


あっという間にYouTubeがMySpaceを抜き去り、ユーザー数はなんと1億4000万人を突破。当時のYouTubeはわずか1年で1億人近くユーザーを増やしていた模様。この頃になってようやく、グラフの下の方にTwitterのアイコンが見えました。


2008年にはYouTubeのユーザー数が3億人近くに迫り、Facebookのユーザー数も8000万人を突破。全体的にソーシャルメディアのユーザー数は驚異的な伸びを見せており、表示されている中では最も少ないTwitterでさえも100万人を超えるユーザーを抱えています。


2009年にはYouTubeのユーザー数は4億人を突破し、Facebookのユーザー数も2億人を超えました。Twitterは着実に順位を上げていき、RedditやLinkedInを抜いています。


2010年にはYouTubeとFacebookのユーザー数がほぼ同じになり、Facebookの急速なユーザー数増加がよくわかります。また、Googleが提供していたSNSのGoogle Buzzや中国版Twitterともいえる新浪微博(Weibo)といったサイトが登場。


やがてFacebookのユーザー数は7億人を突破。Twitterのユーザー数も8000万人を突破する勢いを見せているほか、メッセンジャーアプリのWeChatも存在感を見せています。


2012年にはFacebookのユーザー数が9億人を突破し、YouTubeもユーザー数8億人を超えました。ミニブログサービスのTumblrGoogle+もユーザー数を増やして上位層にくい込んできました。なお、Google Buzzは2011年10月にGoogle+へと一本化される形でサービスが終了したため、ユーザー数の増減がストップしています。


2013年にはFacebookとYouTubeのユーザー数が10億人を超え、TumblrやTwitter、Google+もユーザー数2億人を超えています。また、写真共有SNSのInstagramも一気にユーザー数を伸ばしてきました。


2014年になると一気にWeChatがユーザー数を増加させて4億人を突破。


そのまま勢いが衰えることなく2015年に突入し、ユーザー数6億人を超えてFacebook、YouTubeに次ぐ世界3位のソーシャルメディアとなりました。そのかたわら、InstagramがTwitterを抜き去って、全体5位となっています。


2016年にはFacebookのユーザー数が17億人を超え、WeChatも8億人を突破。スマートフォン向け写真共有アプリのSnapchatも勢いを増しています。


しかしすぐにSnapchatはトップ10の座から転落し、代わりにショートムービーアプリのTikTokが登場。Facebookのユーザー数は20億人に近づきました。


そしてムービーの最後には、2018年時点でのユーザー数推計が表示されました。Facebookのユーザー数は22億人超えとなっており、YouTube・Instagram・WeChat・Tumblr・TikTok・Weibo・Google+・Reddit・Twitterと続きます。意外と知らないFacebook台頭以前のソーシャルメディア状況や、過去に多くのユーザー数を誇りながらも他のサービスに抜かされていったソーシャルメディアについて、一目でよくわかるムービーとなっていました。

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in ネットサービス,   動画, Posted by log1h_ik

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