レビュー

時間を何度も巻き戻してやり直すタイムリープを駆使してヒャッハーするアクションゲームの「スーパータイムフォース ULTRA」をプレイしてみました


死ぬことで時間を巻き戻すタイムトラベル能力を使って過去の自分と協力し、強力な敵をバッサバッサとなぎ倒していく横スクロール2Dアクションシューティングゲームが「スーパータイムフォース ULTRA」です。時間を操作するという特殊なシステムや、PlayStation 4版にはSIEワールドワイド・スタジオプレジデントの吉田修平がキャラクターとして登場するなど、聞いただけでは何だかよくわからないゲームになっているのでサクッとプレイしてみました。

スーパータイムフォース ULTRA | ソフトウェアカタログ | プレイステーション オフィシャルサイト
http://www.jp.playstation.com/software/title/jp2326cusa04845_00supertimeforceul.html

「スーパータイムフォース ULTRA」はXbox OneやSteam向けにもリリースされていますが、今回はPlayStation 4版をプレイしてみます。


左にいる3人が時間を操るスーパータイムフォースのメンバーたち。左からジャン・ランバオ、エイミング・スナイプス、シールディ・ブロッカーソンというキャラクターで、それぞれ武器がマシンガン・ライフル・シールドとなっています。右にいるのはスーパータイムフォースのトップに君臨するリピートスキー司令です。


スーパータイムフォースの任務は「歴史上のアホな失敗の修正」で、目的は「少しばかりマシな世の中にすること」であり、作戦は「異星人による密かな侵略、原作無視のクソ映画化、アイドル系バンドなどなど、そもそも起きてはならない事をタイムワープによって無かったことにする」というむちゃくちゃな設定になっています。


操作方法は極々シンプル。巻き戻しや早送り、タイムアウトなど時間に関する操作があるのが面白いポイントです。


ゲーム開始時は6つのステージをプレイ可能。ものすごい未来の「3072」や、大昔の「1000000BC(紀元前10万年)」など、さまざまな時代で起こったアホな失敗を修正しにいくというわけです。


ゲームプレイの前にサクッと「スーパータイムフォース ULTRA」の時間操作について説明。画面上部に「30」と表示されていて、これは時間を巻き戻せる回数になります。1回巻き戻すと数字が1つ減り、ゼロになったらゲームオーバー。また、残り回数の右に表示されているのは、ステージの制限時間。基本の制限時間は1分と短く、普通にプレイしていてもクリアは絶対に不可能。普通にプレイするとタイムオーバーになりますが、時間操作を使ったり、秒数回復アイテムをゲットしたりし、うまくやりくりしながら制限時間内のクリアを目指します。


プレイヤーの死亡時や、「○ボタン」を押したときに、時間が止まり時間を巻き戻すことができます。以下の場合だと、敵に撃たれて死んでしまいましたが……


死んだ瞬間に「TIME OUT」と表示され、ここから時間操作のスタート。時間操作中は「L2」で巻き戻し、「R2」で早送りです。


時間をすこしだけ戻してリスボーンポイントを決めたら再び「○ボタン」を押して、時間操作の解除。


巻き戻された時間が再び動き出すと、先に死んだキャラクターが半透明になって動き始めます。この半透明のキャラクターは、先に死んだキャラクターと全く同じ動きをしてくれます。敵が過去の自分に気を引きつけられているうちに……


敵を倒せばOK。これが時間操作の基本です。過去の自分は、自分が死んだポイントまで動作しますが、その後は停止してアイテムへと変貌し、ゲットすると1UPします。


時間操作の説明ではおそらくランボーを元にしているであろうジャン・ランバオを使っていましたが、他にも魅力あふれるキャラクターが大勢います。初期メンバーのエイミング・スナイプスは跳弾を使えるキャラクター。


タメ攻撃だと壁や敵を貫通する弾丸を発射できます。


もう1人の初期メンバーであるシールディ・ブロッカーソンはシールドバッシュで攻撃するキャラクター。


タメ攻撃では敵の攻撃を止めるバリアを展開。敵の攻撃の中にはバリアを貫通するものもあるので、無敵ということではありませんが、タメ攻撃でバリアを展開し続け、そこから時間を巻き戻して遠距離攻撃ができる別のキャラクターで安全なバリアの中から攻撃する、という使いかたもできます。


ゲームを進めていくと、使えるキャラクターがどんどんアンロックされていきます。多数のキャラクターの中でも注目すべきはSIEワールドワイド・スタジオプレジデントの吉田修平です。


吉田修平の通常攻撃は大きなハートが飛んでいって、小さなハートに変化するハートビーム。


タメ攻撃はなんと「ツイート」です。手に持ったXperiaっぽいスマートフォンで「ダメ、ネタバレ!」というツイートを飛ばしたり……


「wwwwww」というインターネット用語で攻撃したりします。攻撃するたびにツイートの内容が変化し、ときどきクスッと笑ってしまうようなものまであるので、プレイ中に笑って集中を切らさないように注意が必要。


キャラクターたちの多彩な攻撃と時間操作をうまく使いこなせば、「絶対に無理!」というようなステージでもクリアできるのが「スーパータイムフォース ULTRA」の面白いところ。時間操作を駆使して戦略を立てたり、時間を何回も戻してキャラクターを量産し敵を大勢でフルボッコにしたりなど、さまざまなプレイスタイルで攻略していくというわけです。

「スーパータイムフォース ULTRA」の時間操作の概念を理解してから以下のムービーを見ると、時間を巻き戻して戦うバトルというのがどういうものか何となくわかるはずです。

「スーパータイムフォース ULTRA」で時間を巻き戻して過去の自分たちと協力して戦うのはこんな感じ - YouTube


ステージやボス戦をクリアした後はリプレイタイムが始まります。リプレイ時は、過去の自分が半透明になりません。ステージをクリアした後に、ゆっくりとリプレイを見ながら休憩するのもアリ。少し懐かしいコミカルな音楽も聴いていて心地よいです。

「スーパータイムフォース ULTRA」のボス戦をリプレイ - YouTube


最初に用意されている6つのステージは全て魅力たっぷりなのですが、その中でもオススメなのが「3072」という途方もないくらい遠い未来のステージ。


リピートスキー司令が使用しているブラウザのプラグインのアップデートを入手したいとだだをこね、やってきたのが3072年。リピートスキー司令のMyPhoneによると、プラグインのアップデートはグーゴルプレックスという建物にあるとのこと。


3072は他のステージと同様に難度が高めですが、時間操作を駆使すればクリア可能。


通常ステージをクリアすると到着するのが「googolplex(グーゴルプレックス)」です。


プラグインの最新アップデートを入手するべくグーゴルプレックスにやって来たのですが、スーパータイムフォースは敵によってインターネットの中へ送りこまれてしまいます。インターネットの世界にはデジタルな攻撃をしてくるボスが待ち構えていました。


3072のボス戦は以下のムービーから確認可能。なお、ボス戦は吉田修平を量産して挑みました。

「スーパータイムフォース ULTRA」で時間を巻き戻し吉田修平だらけにしてみました - YouTube


「スーパータイムフォース ULTRA」は懐かしい2D横スクロールアクションシューティングですが、時間操作のシステムは新鮮でシンプルなアクションゲームに深みを与えています。「画質がものすごい!」という現代のゲームとは違うベクトルで一線を画しており、ゲーム好きな人なら誰にでもオススメです。

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in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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