自転車泥棒に徹底対抗、柔かいのに超頑丈で曲げられる自転車用ロック「LITELOK(ライトロック)」を使ってみた

ボルトカッターや1600度のバーナーでもなかなか切れないほど超頑丈な上に、軽量かつ柔軟で持ち運びやすい素材を使い、自転車をちょっとやそっとでは盗まれないように安全に守れる自転車用ロックが「LITELOK(ライトロック)」です。Kickstarterで製品化のための資金を募集していたところ見事に製品化に成功し、実物が編集部に届いたので実際に使ってみました。

LITELOK | Lightweight Bike Lock | Light Bike Lock | LiteLok
http://www.litelok.com/

LITELOKが黒い袋に入った状態で到着。

中にはLITELOK本体・固定用のマジックテープ2本・説明カードが入ってました。

LITELOKのために独自に開発された「Boaflexicore」という複合素材が使われていて、約1kgと片手でも持てるほど軽量ながら、重さ1kgを超えるチェーンロックやU字ロックと同程度の強度を持っています。

一般的な自転車用ロックと比べると、LITELOKは非常に太く厚みもあることが分かります。

接合部分にはLITELOKのロゴ入り。

カギは3本ついていて……

本体底面にカギ穴があります。

ここにカギを差して、押さえながら左右に引っ張ると……

カギが外れて、真っすぐな状態に伸びます。全長は736mmです。真っすぐな状態での形状記憶の力が強く、ロックを解いた瞬間はじけるように広がってしまいます。最初のうちは広がる力が強力でちょっと怖いかも。

接合部分は以下のような形をしていて、イギリスで特許出願中のオリジナルの形状です。素材には家庭用の錠前にも使われる合金鋼を使用しているとのこと。

実際にLITELOKを解錠・施錠している様子は、以下のムービーで見ることが可能です。解錠する際は、本体を少し押しつぶすようにして左右へ引っ張ると、スムーズに外すことができました。

超頑丈かつ軽量な自転車用ロック「LITELOK(ライトロック)」を使ってみた - YouTube


実際に自転車につけてみました。

太いベルト状のLITELOKが、自転車をがっしりと守ってくれます。

走行中には、付属品のマジックテープを使えば……

以下のように、自転車のフレームにつり下げて持ち運ぶことが可能。

LITELOKを伸ばした状態でフレームに固定すれば、目的地に到着した際にスムーズに施錠できそう。

また、LITELOKを袋に入れて、背負って持ち運ぶことも可能です。

自転車の盗難を防ぐには、地面に固定された構造物と自転車をつなぐ「地球ロック」が有効な施錠方法だと言われています。街中に設置されている柵に固定するとこんな感じ。

LITELOKが自転車のフレームと柵をがっしりとつなぎ、安心感はバッチリ。U字ロックと比べて柔軟性に優れているため、柵にくるりと巻き付けて自転車を固定することが可能です。

比較的細い樹木であれば、幹にLITELOKを回して固定することも可能でした。

上から見たところ。

ただし、自転車等放置禁止区域に駐輪することは禁止されているため、駐輪が許可されている場所で地球ロックを行う必要があります。なお、イタリアの自転車泥棒が明かしたテクニックによれば、「自転車のロックを破壊するには液体窒素だと一撃、ボルトカッターは断面が大きいとその分少し時間がかかる可能性あり、カーボン素材のノコを使うとじわじわ切れる」とのことで、破壊しようとすればどんなロックでも確実に破壊可能ですが、LITELOKは厚みがあるため破壊するのにそこそこ時間がかかり、自転車泥棒に狙われにくいと言えそうです。

LITELOKは1個80ポンド(約1万2400円)、2個155ポンド(約2万4000円)で予約可能となっています。日本への発送にも対応していて、LITELOKを1～2個購入した場合は別途送料が15ポンド(約2300円)必要。3～4個だと送料は30ポンド(約4600円)、5個以上は送料無料です。

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