100円ショップにあるアイテムを使って小物撮影にこだわってみた
その方法は驚くほど簡単。それなのに効果は抜群。カメラマンのような気持ちで撮影に臨むことができます。ブログやSNSの投稿に綺麗な写真を載せてみませんか。オークションの出品にも役立つテクニックです。
こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。これまでもずっと写真は撮っていましたが、GIGAZINEに記事を書くようになって、枚数が加速度的に増えています。その中で、ちょっとモヤッとしていました。
これまでは被写体を床に置いて撮影していました。でも、床の色が邪魔します。
だからこそ、白い壁を背景に使うこともありました。
でも、もっと根本的な解決方法がありそうでした。インターネットで調べてみると、100円ショップにある物で撮影ブースが作れるみたいです。見よう見まねで私もそれらしい物を作ってみました。
◆撮影ブース
用意するものは……
100円の白色のカラーボード2枚
100円の模造紙
模造紙を背景と土台にして、カラーボードを側面に置き、こんな風に組み合わせます。模造紙は折り目をつけないように、柔らかく垂らしてあげましょう。床よりは机の上で作業した方が、写真を撮るときに楽です。
カラーボードを立てるために100円のブックスタンドも用意しました。
このようにカラーボードを支えます。
ちょっと光が足りないときは、デスクライトを使いました。
こうして、でき上がった撮影ブースで写真を撮るとこのような感じに。被写体はモロッコで買ったフランス語の辞書です。
せっかくなので、この撮影ブースを使っていろいろと写真を撮ってみました。
レンズフレア対策に購入した一眼レフカメラのフード。
サブPCとして電気のないテントの夜に活躍したW-ZERO3という携帯情報端末(PDA)。
海外でも見かけるリポビタンDですが、日本バージョンの写真はなかったので1枚撮ってみました。
イマイチだった写真も、ここぞとばかりに撮り直します。
2009年に旅先のウズベキスタンで購入を余儀なくされたデジタルカメラ。
いつか旅とカメラの記事を書きたいので撮り直し。
2010年に手に入れたデータロガーの写真はホステルの机の上で撮りました。
こちらは「自転車で世界一周した轍はGoogleマップなどのオンライン地図サービスで表示可能」という記事で使っています。
いかがでしょうか?
こういった撮影ブースに天板を載せる人もいます。ライトだって家にあったものを引っ張り出しただけなので改良点がありそうです。まだまだできることはありそうですが、それでもこれくらいの写真を残すことはできます。
◆旅先でも
ただ、このセットは家にいないと使えません。どうせなら旅に出たときもクオリティの高い写真を残したい。そこで、次の方法を試してみました。
このスケッチブックを持っていきます。これも100円ショップに置いてありました。252mm×356mmという大きさは、ノートパソコンを入れているB4サイズのビニールケースに収まります。なるべく大きく、かつ持ち運びにも便利だったのがこのスケッチブックでした。
方法はいたって簡単で、画用紙の上に被写体を置くだけです。
菓子パンを撮ってみました。
立体で写真を撮りたいときはこのようにします。適当な物をスタンドにして、切り離した画用紙を背景にしていました。
カップヌードルを撮ってみました。
このスケッチブックを使って、次の旅のために2週間ほど滞在した大阪でも写真を撮りました。
くまモンの玉子豆腐。
相撲柄の手ぬぐい。
大阪からのフライトでやって来た中国でも写真を撮っています。
缶のデザインがおしゃれなファンタ。
フィッシャーマンズフレンドというタブレット菓子
こちらも古い写真と比べてみましょう。
2008年に毛布の上で撮った中国の紙幣。
今回の旅で撮り直した中国の紙幣。
2008年にシーツの上で撮った中国のレッドブル。
今回の旅で撮り直した中国のレッドブル。
きっちりとしている反面、旅の臨場感には欠けます。目的によって使い分けがあっていいかもしれません。。
やはり白という色は被写体を際立たせてくれます。もっと早くに気づかなかったのは残念ですが。この先もブログは書くでしょうし、オークションの出品もしたいので、これからも試していきます。
みなさんも良かったら試してみてください。もっといい方法があれば教えて下さい。たかが小物撮影、されど小物撮影、奥が深いです。
(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
Twitter @shuutak)
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