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「2016年6月1日までに全てのApple Watch用アプリはネイティブ対応するように」とAppleがデベロッパーにアナウンス

By Yann Caradec

Apple Watchがリリースされた当初、サードパーティー製のアプリはネイティブアプリではありませんでした。そのため、サードパーティー製のアプリは起動や動作が遅く「使用しづらい」として不評でした。その後のアップデートで、サードパーティー製のアプリもネイティブアプリに対応するようになったのですが、新たに「2016年6月1日までに全てのApple Watch用アプリはネイティブ対応するように」とAppleが開発者向けにアナウンスしたことが明らかになっています。

Upcoming Requirement for watchOS Apps - News and Updates - Apple Developer
https://developer.apple.com/news/?id=04222016a


Apple requires all new watchOS apps be native by June 1
http://appleinsider.com/articles/16/04/22/apple-requires-all-new-watchos-apps-be-native-by-june-1


Appleの開発者向けウェブサイト・Apple Developerで公開された最新のアナウンスで、Appleは「2016年6月1日までにApple Watch向けのアプリを全てネイティブアプリにするように」とデベロッパー向けにアナウンスを行いました。

Apple Watch向けのOSである「watchOS 2」は、2015年9月にリリースされました。これに際して、Apple Watch向けアプリを開発するためのソフトウェア開発キット(SDK)である「WatchKit」も、watchOS 2対応のものに進化しています。このSDKを使用すれば、デベロッパーは独自のカスタムウォッチフェイスを作成したり、デジタルクラウンやTaptic EngineといったApple Watchのハードウェア要素にアクセスしたりすることが可能になり、さらには「HealthKit」を使って端末が生体認証データを保存している領域にアクセスしたりすることもできるので、より端末との親和性の高いハイレベルなアプリを開発できるようになっていました。


その「watchOS 2」のリリースで最も注目されていたのは、サードパーティー製のアプリでもネイティブアプリに対応した点でした。ネイティブアプリとなれば、サードパーティー製のアプリでもホストとなっているiPhoneから何度もデータを転送してもらう必要がなくなり、より快適な動作が行えるようになります。

「watchOS 2」のリリースから7か月が経過したこのタイミングで全てのアプリがネイティブ対応することが義務づけられたわけですが、これによりApple Watchアプリの動作が少しでも快適になることを祈るばかりです。

By Jun Seita

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in モバイル,   ソフトウェア, Posted by logu_ii

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