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長時間労働の悪影響から効果的に回復できる習慣とは?

By bark

年に1、2回の長期休暇を目標に仕事を頑張る人は多いかもしれませんが、まとまった休暇をとるだけでは十分に仕事のストレスから回復できないため、普段の生活の中でこまめに休む「回復の習慣」が重要であることが、学術・研究系ニュースサイトConversationでまとめられています。

Overworked? Good habits, not holidays, are the answer
https://theconversation.com/overworked-good-habits-not-holidays-are-the-answer-17744


長時間労働は心臓系疾患のリスクを向上させることが知られています。長時間労働の最良の対策は休日を持つことなのですが、ある研究によると、休日が持つ利点が持続するのは2週間~4週間のみで、その後は休日前と同様の状態に戻ってしまうとのこと。そのため、限られた休暇をまとめてとるだけでは十分ではなく、こまめに休日や休息を取ることで効果的に回復できることがわかりました。

この効果は心理学的なもので、具体的には「仕事から離れている」と感じることで、日々の仕事のストレスから回復できるとのこと。家にいる時は仕事着から部屋着に着替えることで、仕事からオフの時間にスイッチする習慣をつけたり、オフの間に仕事のメールを避けたりすることが重要とのことです。オフの時間はスポーツ・エクササイズ・ボランティア・趣味の創造的活動にいそしむことで、意識的に「仕事の時間」から離れてリフレッシュできるそうです。

また、仕事日の間にもストレスを軽減できる習慣を持つことができ、例えば「未完成の仕事のグチを減らす」「仕事の計画をしっかりと立てて完遂する」などが有効。休日に入る前に終わる見込みのない新規タスクをむやみに持たないようにするのも効果的とのことです。休憩をしっかりとるのも重要なことで、休憩中には用事を行わず、昼寝や公園などの自然環境で休息すると効果的に回復できるとのこと。

By Hege

企業側も従業員に対して「仕事と生活のバランス」をとることを促進する空気作りが重要。休憩できる場所を提供することも、従業員のストレスを軽減する対策となります。なお、日本では過度な長時間労働による死亡者が出てしまうなど、劣悪な職場環境が問題になっており、前提として労働環境が改善されるべきなのですが、もしどうしても週の労働時間が48時間以下にならないような職場にいる場合、上記にある習慣を実行することで、仕事のストレスを軽減することが可能です。

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in メモ,   サイエンス, Posted by darkhorse_log

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