PS史上最速で販売数3000万台を突破したPS4の販売ペースをWii U・Xbox Oneとグラフで比較するとこんな感じ
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のゲーム機「PlayStation 4(PS4)」が、歴代PS史上最速で販売台数3000万台を突破したことが明らかになりました。PS4が販売力でライバルゲーム機を圧倒している様子は、販売データからよく分かります。
PlayStation®4 (PS4™) Sales Surpass 30.2 Million Units Worldwide -- TOKYO, Nov. 25, 2015 /PRNewswire/ --
http://www.prnewswire.com/news-releases/playstation4-ps4-sales-surpass-302-million-units-worldwide-300184370.html
PS4 sales officially pass 30 million | Ars Technica UK
http://arstechnica.co.uk/gaming/2015/11/ps4-sales-officially-pass-30-million/
SCEによると、2015年11月22日の時点でPS4の世界全体での販売台数は3020万台を突破。2013年11月の発売から約2年で3000万台を突破したPS4は、これまでPSシリーズの3000万台最速販売記録を持っていたPS2の約2年2ヶ月の記録を更新したことになります。
Ars Technica UKは、PS4がどれだけ売れているのかをグラフ化しています。これは、ライバル機であるMicrosoftのXbox Oneと任天堂のWii Uとの2015年Q3(7月から9月)までの販売台数を比較したもの。Microsoftは2014年から販売台数に関する正確な数字を公表していないので推計になっていますが、PS4がライバル機を販売数で大きく上回るのは明らか。
2015年9月までの累計販売台数はPS4が2930万台。多く見積もっても1730万台のXbox One、1074万台のWii Uを、累計販売台数でも圧倒していることが分かります。
販売開始からの販売台数のペースを比較するとこんな感じ。3機種ともに販売ペースは発売からほぼ一定で、PS4が2013年前半に累計販売台数首位に躍り出て以降、その差を広げているようです。
3機種限定での市場シェアを示すとこんな感じ。じりじりとシェアを伸ばすPS4に対して、Wii Uがシェアを失い、Xbox Oneはかろうじて現状維持、という傾向にあるようです。
これは、前年からの相対的な販売台数の改善具合を示すグラフ。Xbox OneはPS4よりも販売状況は良くなっている模様。
しかし、発売後2年間の9月を始期とする通年販売台数を比較すると、直近1年間でXboxはPS4に販売台数で差を広げられています。
なお、仮に現在の販売台数の改善傾向が今後もまったく同じペースで続いたと仮定した場合、Xbox OneがPS4を追い越すのは2024年になるとのこと。もちろん、PS4が販売をてこ入れしたり、新たなハードが登場することも十分あり得るので、あまり参考にはならなさそうです。
PS史上最速となる2年間で3000万台を突破したPS4ですが、PSシリーズだけに限らず歴代ゲーム機で見た場合、2年間で最も販売台数が多かったのは任天堂・Wiiの約4500万台とのこと。
ちなみにこれまでの3000万台最速記録を持っていたPS2は、累計販売台数1億5500万台。5000円の値下げによって販売ペースがさらに加速しているPS4が、PS2を累計販売台数でも上回れるのか、期待がかかります。
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