レビュー

お皿にキュッキュと絵を描きオーブンで焼けばオリジナルの皿が作れてしまう「おえかきペン・陶磁器用」レビュー


ペンを使って紙ではなくお皿に絵を描きオーブンで焼くだけで、こすったり洗ったりしても絵が消えなくなるのが無印良品の「おえかきペン・陶磁器用」です。「描いて焼くだけ」という簡単な方法で自分だけのオリジナルデザインのお皿を作れるので、思い出の品にも最適で、また愛する人を皿に描けば相手を見つめながら食事することもできそうだったので、実際に使ってみました。

おえかきペン・陶磁器用 2色ペン×5本セット | 無印良品ネットストア
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549337606104

これがお絵かきペン。5本セットで、透明なケースに入っています。


開封すると、中には説明書が入っていました。おえかきペン・陶磁器用は基本的に普通のペンと同じ扱い方をしてOKなのですが、必ず横向きにして保存する必要があり、ペン立てに立てられない点には注意。


5本のペンですが、色は全部で10色。先の細い方は黒・青・緑・黄・赤の5色。


太い方はパステルピンク・ペールオレンジ・ライトグリーン・ライトブルー・茶の5色になっています。


手に持つとこんな感じ。


両端のキャップを外してみると、ペン先の太さがかなり違うことが分かります。基本的にペン先が太いものは淡い色合いで、ペン先の細いものは濃い色合いとなっており、細い方で輪郭を描いてから太い方で色を塗るのが良さそうです。


ということで、お皿を購入してペンで描いてみると、使い心地は普通のペンと同じ。


オーブンで焼く前はティッシュや綿棒などでこすればインクが消えるので、何度でも描き直しOK。ただし、オーブンに入れる前に重ね塗りすると絵やペン先の色が濁るので、重ねづけする時は一度下地をオーブンで焼いてからにしましょう。


なお、今回使ったお皿は100均で購入した「オーブンOK」のもの。絵を描くときにお皿に脂や汚れが残っていると、インクをはじいてしまうことがあるので、お皿は購入後に一度洗ってから使いましょう。


ということで、重ねづけを想定して、まずは輪郭のみをお皿に描いてみます。説明書によると「食器として使用する場合は、食品や口に触れる部分への色づけは行わないでください」とのこと。


絵が描けたら、後は200度に余熱したオーブンで25分、あるいは230度に余熱したオーブンで20分ほど焼いていきます。


また、焼きの作業が終わった後も、すぐにお皿を出すと急激な温度の変化で割れてしまう可能性があるので、1時間ほど放置し……


お皿が適度に冷めたらオーブンから取り出します。


ということで、これが焼き上がり。


焼く前は軽くこするだけでインクが消えていましたが、焼き上がった後は絵の部分をきゅっきゅとこすっても全く消えません。


この状態になったら重ねづけOK。色を塗って……


こんな感じに。


さらにオーブンで焼く→オーブン内で1時間放置する、という作業を繰り返せば……


お皿の完成です。


本当にちゃんと色が定着しているのか?ということで、お皿をゴシゴシ洗って……


水でゆすいでいきます。


人によっては「こすると落ちる」ということもあるようですが、編集部で作ったものはかなりゴシゴシと洗ってみても、この通り、まったく色は落ちませんでした。なお、食器洗い機やクレンザーの使用は不可とのこと。


食べ物を載せるとこんな感じ。市販のお皿は値段が張るし、100均のお皿は味気ないし……という時にオリジナルデザインのお皿を作れるのはかなり嬉しいところ。また、子どもと一緒にお絵かきして思い出の品にしたり、メッセージカードの代わりにお皿を作ってもよさそうです。


Twitter上でも実際におえかきペン・陶磁器用を使っている人たちを発見。ひたすら棒を書き続けたお皿や……

ウォーズマン柄。

スマイルマーク。

ひょうたんと姫ダルマ。

飼い犬のイラストなど。

使ってみて気になった点としては、やはりペンなので、広範囲を塗ると色によっては筆跡が目立つということ。


また、1つのペンに2色のインクが入っている性質上インクの量が少ないのか、あるいは別の理由があるのかは分かりませんが、ペン先の細い方の出が悪くなるのが比較的早かった印象です。おえかきペン・陶磁器用はセット販売しかなく、1本からの購入ができないので、特定の色だけを使う人はちょっと不便かも。


とは言え、ペンやオーブンという、家にあるものを使って簡単に自分だけのオリジナルのお皿やマグカップを作れてしまうのは、好きな人にとってかなり嬉しいもの。なお、おえかきペン・陶磁器用は無印良品のネットストアでは購入できず、店舗のみの取り扱い。価格は税込900円となっています。

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in レビュー, Posted by darkhorse_log

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