「超時空要塞マクロス」に出てくるバルキリーのラジコンを手作りして初飛行に成功
アニメ「マクロス」シリーズにはファイター(戦闘機)形態・バトロイド(人型ロボット)形態・ガウォーク(2つの中間)形態と変形することが可能な戦闘機「バルキリー」が登場して、ストーリー上で出てくる三角関係と合わせて、シリーズの特徴となっています。その中で、1982年から1983年にかけて放送された「超時空要塞マクロス」に登場した戦闘機「VF-1 バルキリー」のラジコンを1から生み出し、飛行を成功させた人が現れました。
製作の過程はブログ「ラジコンEDF機の製作の日記」で公開されています。
VF-1A Valkyrie(バルキリー)EDF 50mmツイン - ラジコンEDF機の製作の日記
http://katagishi.e-rc.jp/plane?pc=139858GLLC70GrWBvbl
プロジェクトが始動したのは2015年7月の末ごろのようです。
VF-1A Valkyrie プロジェクト始動 - 製作記事 - VF-1A Valkyrie(バルキリー)EDF 50mmツイン - 私の飛行機 - ラジコンEDF機の製作の日記
http://katagishi.e-rc.jp/plane?bc=303e9eYlcuKK2
製作からフライトまでは以下の約4分のムービーにまとめられています。
VF-1 Valkyrie(バルキリー)を飛ばしたい、感動の初フライト - YouTube
プロジェクトのきっかけはとてもシンプルで「バルキリーを飛ばしたい」という思いから始まっています。
設定資料集やプラモデルなどを参考に図面を引くところからスタート。
すべてを自分たちで手作りするフルスクラッチ。
じわじわと形になっていきます。
途中で試験機を製作し、重心位置を確認。この重心位置は、最後まで難題として残ります。
完成品はロイ・フォッカー機とバーミリオン小隊機の2機。
車輪の出し入れやフラップなどの動きをチェック。
そして実際に飛ばそうとしてみるわけですが、上がる気配がなかったり、離陸時の機首上げタイミングが読めなかったり、いざ上がってもコントロールが難しかったり……。
しかし、試行錯誤の末、とうとう離陸に成功。
飛び上がることができても、最後の着陸ができなければ意味がありませんが……
無事、着陸も成功しました。
バーミリオン小隊機に続き、ロイ・フォッカー機の飛行も成功。
機体はこのあと、原作者(メカデザインを担当した河森正治氏?)と対面予定だとのことです。
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