1.5mで4万円オーバーの超高級オーディオ用LANケーブルをぶった切って中身を確認
高級ヘッドホンやハイエンドUSBオーディオ変換アダプターなどオーディオアクセサリーの開発を手がけるAudioQuestのオーディオ用LANケーブル「Ethernet Vodka」は、正式価格が1.5mで(PDF)339ドル(約4万2000円)もする超高級LANケーブルです。そのEthernet VodkaをIT関連メディアのArs Technicaが分解して中身の画像を公開しており、気になる超高級オーディオ用LANケーブルの全貌が明らかになっています。
Gallery: we tear apart a $340 audiophile Ethernet cable and look inside | Ars Technica
http://arstechnica.com/gadgets/2015/07/gallery-we-tear-apart-a-340-audiophile-ethernet-cable-and-look-inside/
これが分解されるEthernet Vodka。
ケーブルは、繊維物性の高いナイロン繊維で覆われています。
Ethernet Vodkaのコネクタ部分にはTelegärtnerの「MFP8 Cat 6A」というRJ-45プラグが使用されており、値段は1つ9ユーロ(約1200円)です。
コネクタの裏側には矢印が記載されていて、AudioQuestによると矢印が書いてある方のコネクタを電気信号が流れるのと同じ方向に接続すると最良の音質が引き出せるとのこと。
コネクタ部分に付いていた銀色のカーバーを取り外しました。基板についている小さな白いボックスは、装着すると音質が変わるとされるターミネーターというもの。
外した銀色のカバーがこれ。
外したカバーの下側には、なにやら紙のようなものが……。
取り除いてみたところ、紙のようなものはマスキングテープでした。Ars Technicaは4万円オーバーのLANケーブルにマスキングテープが使われていることに驚いた様子で、「今までに買った中で最も高価なマスキングテープです」と話しています。
RJ45のツメ。
横から見たところ。
今度は白いターミネーターを……
カポッと外すと、基板にケーブルを接続するための金属部品が姿を現しました。
別の角度から見るとこんな感じ。
次はケーブルの分解。
ケーブルを3.5cmだけカットしました。
ケーブルを覆っていたナイロン繊維は、ナイフをもってしても切りにくかったとのこと。
ナイロン繊維を取り外した後のケーブル。「CMG 24 AWG」というタイプのケーブルが使用されています。
ケーブルの一番外側はポリエチレン製のカバーで、その内側にあるのが編組シールドと呼ばれる部品。さらに内側にアルミニウム製シールドがあり、その中に4本のケーブルが配置されています。ケーブルは、1つ1つが銀色のシールドに覆われています。
カバーだけを切ってみると、編組シールドとアルミニウム製シールドを確認できます。
編組シールドとアルミニウム製シールド、さらにケーブル1つ1つをカバーしているシールド、という3つのシールドが使用されており、Ethernet Vodkaはカテゴリー7ケーブルに分類されているとのこと。
最後は、一番内側にあった4本のケーブルを確認。
ケーブルは黒いカバーとアルミニウム製シールドの2層構造になっていたとのこと。
アルミニウム製シールドを引きはがすと、絡み合ったケーブルとワイヤが出てきます。
水色と白色のケーブル、銅線。
ケーブルの外側を外すと、銀メッキ加工された被覆導線が出てきました。
AudioQuestによると、Ethernet Vodkaに採用されている被覆導線は超高周波音に最適とのこと。
これでEthernet Vodkaの分解は終了。高級オーディオ用LANケーブルの購入を考えている人は、参考にしてもよさそうです。
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